GFK消費者信頼感調査（独）とは

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あおのり先生です。

 

今回は為替レートにある程度の変動を与える経済指標である、

“GFK消費者信頼感調査（独）”を解説していきます。

“独GFK消費者信頼感調査”は毎月中旬発表されることが多いですが、

発表日時の正式決定が遅く、

直前になっての発表日変更も時々あります。

ドイツの市場調査機関ＧＦＫ（Growth from Knowledge）から発表されます。

 

 

GFK消費者信頼感調査（独）とは

2000人のドイツ人消費者にアンケート調査を行い、

向こう１年先の景気見通し、期待できる収入、消費の性向に関して、

アンケートの結果を集計したものになります。

つまり、消費者の景気に対するマインドの調査となります。

基準値を0としており、

これを上回ると景況感が前年比で改善、

下回ると悪化と判断されます。

 

ＧＦＫは、ＩＦOOやＺＥＷと同じく景況感を表す指標であるものの、

それらに比べて知名度が低いため、

為替相場でのGFK消費者信頼感調査指標の注目度は、

それらの機関の発表する指標に比べ相対的に低くなっています。

 

GFK消費者信頼感調査（独）の動向

下記のグラフはGFK消費者信頼感調査の

2008年1月～2014年9月までの推移を示したものです。

GFK消費者信頼感調査は2008年には、

1.5と急落しましたが、その後は順調に上昇しており、

2014年に入ると8～9とここ数年で最も高い数値で推移しています。

ドイツの消費者の景気判断は非常に明るくなって来ていると言えます。

 

GFK消費者信頼感調査の価格変動幅

市場に与えるインパクトは限定的で、

相場のトレンドを変えるほどの大きな影響力は与えません。

ただしユーロ円でみると、

5pipsから時には10pips程度動くだけなので、

あまり警戒感を持つ必要がない指標です。

 

下記では、GFK消費者信頼感調査発表時の

為替レートの変動幅を表しています。

9月GFK消費者信頼感調査発表前後のユーロ円1分チャート （期間：2014年8月27日　14時20分～16時40分）
価格変動幅	7銭

8月27日の注目イベント			注目度	前回発表値	市場予想	市場結果
15:00		(独)9月GFK消費者信頼感調査	○	9.0	8.9		8.6