皆様、こんにちは。K先生です。
バイナリーオプション投資について解説します。
先月末からの株価の暴落、そして為替相場でのドル安は一服し、とりあえず目先の
危機は去りつつあります。
この乱高下によって、相場から離れていた人たちが再度、夢を求めて戻ってきているようです。実際私の元同僚が多く勤めているFX業者にも、ほとんど取引のなかった顧客から問い合わせが相次いでいるようです。
実際に、マーケットは乱高下の度合いを深めておりますが、相場の頂点では
ボラティリティは高くなりやすく、右肩上がりの相場地合いの時よりも難易度は格段に
高まります。
そして、現在は悪材料があれば、一瞬にして市場が崩落するような危険な局面に入っています。
そのため、為替レートの上げ下げで利ざやを取る個人トレーダーの多くは市場に翻弄されて、損失を拡大させるでしょう。今回再度取引を再開しようとする個人の多くは市場から一人また一人と去っていきます。
多くが敗退して市場から抜けていき、最後に残るのは生粋のギャンブラーと、
底値に向かって落ちる相場をハゲタカのように狙う長期投資家だけになっていきます。
では、このような中で如何に私たちは勝ち残っていけば良いのか?
今日は5つの提言をしたいと思います。
①信用力の高い通貨買い、信用力低い通貨売りの徹底
不安定なマーケット地合いになると、信用力の低い通貨ほどどこまでも叩き落されます。
そして、信用力が高い通貨とは、10年国債利回りが低い通貨ペアです。
日本の 10年国債利回りもわずか 0.1%と金利がほとんど付きませんが、信用されているからこそ金利が下がるのです。スイスの利回りなどマイナス圏です。
つまり、マーケットが不安定になればなるほど、
スイスフラン>円>ユーロ>ドル>その他先進国>新興国
という順で買われやすくなります。レアルやトルコリラ、ルーブル、ランドなどは現在は安定していますが、値段が安く金利も高いから買いだと思って買うと、さらにどん底まで叩き落されるのが新興国通貨なので、これらは買いでは一切手を出さないことです。
現在まだそこまでリスクが顕在化しているわけではないのですが、今後アメリカや中国の問題がより深刻になってくることで、リスク回避通貨としてドルよりも円が選好されやすくなるでしょう。
②動きが読めない通貨ペアは一切無視
ユーロ円など方向感はほとんどなく、さらに動きも一定の法則がなく、価格の未来を予測しにくいです。
このような通貨ペアは売買から外し、ドル円のように大口機関投資家が仕込む通貨ペアに絞りましょう。今の相場は、何か悪材料が出るといきなり暴落したりもする不安定な
地合いです。
本当のチャンスのところまでトコトン待つことで、他のほとんどの個人は敗退していく中を生き残ることができます。
③様子見スタンス量を増やす
正直、今のドル円は楽に取りやすいと思います。
ただ、この流れもいつまでも続くわけではなく、ユーロ円のように訳がわからない動きに変わる時も出て来るでしょう。そうなってくれば、チャートが自分で納得できずわけがわからなければ一切取引をしないことです。
他の多くの個人はこれから市場から敗退していくことになります。その後生き残るのは、プロのみのマーケットへと変遷していくでしょう。なので、下手なところで傷口を広げてはいけず、次の大相場の芽が出て来た時の余力を絶対に残すようにしましょう。
④勝ちやすい通貨ペアを選定しその通貨ペアに集中する
リスクが高まっている時の通貨ペアの力関係は、信用力の高い通貨に最終的には
軍配が上がりますので、中長期的には信用力が高い通貨ペアの方が上がるので、
確率論的にも信用力が高い通貨ペアを買っていれば勝てます。
⑤資金サイズをいつもよりも小さくする
相場の世界は勝ちにくい時もあれば勝ちやすい時もあります。今は高値圏のボックス、
さらに乱高下が激しく、中国バブル崩壊前よりも難易度が高まっています。
勝てないなら、リスクを小さくする必要があります。
これからのマーケットは、腕がないアマチュアは市場から一人また一人と抜け落ちていくでしょう。
つまり、アマチュアという鴨がいなくなってくる市場環境の中ではプロが主要な敵となるので、彼らと伍して戦っていく必要があります。
いつもよりも勝てないなら資金サイズを下げる、様子見を増やす、勝ちやすい通貨ペアを探すなどして、私たちは勝ち残っていきましょう。
特に、対ドルではその他通貨ペアは崩れているので、お宝をうまく発見できれば資金を大きく増やしていきやすくもあります。
では、また次回お会いしましょう。