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今回は、FXをする上で必ずチェックしなければいけない“NYダウ”について
わかりやすく解説したいと思います。
NYダウの動きを見ずして、為替をやっているとは言えません。
そのくらい、“NYダウ”の動向は重要なのです。
NYダウとは
NYダウとは、経済ニュース通信社であるダウ・ジョーンズ社が算出する
アメリカの代表的な株価指数です。
![ダウ・ジョーンズ](https://aonorifx.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/WS002485.jpg)
わかりやすく言えば、日本で言う日経平均株価のアメリカ版が、
NYダウということです。
ダウ・ジョーンズ社は、チャート分析の礎を築いたチャールズ・ダウによって、
設立されました。
チャールズ・ダウは、チャート分析の原理原則である『ダウ理論』を発表した人です。
![チャールズ・ダウ](https://aonorifx.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/WS002484.jpg)
ダウ・ジョーンズ社がアメリカの様々な業種の代表的な企業を30社選定し、
その株価の平均株価を指数化したものです。
30社は以下の会社です。
NYダウを構成する30種銘柄
NYダウを構成する株式銘柄は、
アメリカを代表する30社の選ばれし企業となります。
どれも聞いたことがある名前ばかりでしょう?
![30銘柄](https://aonorifx.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/WS002497.jpg)
![30銘柄](https://aonorifx.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/WS002498.jpg)
![30銘柄](https://aonorifx.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/WS002499.jpg)
![30銘柄](https://aonorifx.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/WS002500.jpg)
NYダウの動向
下のチャートは、NYダウの28年間(1985年から2013年)の値動きを表しています。
1995年以前は、緩やかな上昇波動を描いていることがわかります。
しかし、2000年まで続くITバブル、
2008年まで続く住宅バブル、
そして2013年現在の金融バブルで今では16000ドルを突破しています。
とはいえ、直近ではちょっと上げすぎでしょう。
近い将来に、ある程度大きな調整下落が起こる可能性が高いと、
あおのり学校ではそのように予想しています。
NYダウと為替の関連性
NYダウの上昇はリスクを積極的にとっていこうという動きに繋がります。
すなわち、
米景気好調⇒NYダウ上昇⇒リスク選好度上昇⇒リスクの高い通貨ほど買われやすくなる
という相関関係が基本的には成り立ちます。
下のチャート群はNYダウと各通貨の動きを比較したものです。
まず、NYダウとドル円の相関関係を、
GMOクリック証券が提供する比較チャートを利用して比較していきます。
下のチャートは、7月25日から11月25日までの値動きを
ひとつの画面で同時に表しています。
![ドル円 比較チャート](https://aonorifx.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/WS002494.jpg)
赤丸のポイントでは、ドル円とNYダウの値動きが連動していることがわかります。
逆に、青丸のポイントでは、ドル円とNYダウの値動きに相関関係がなくなっていますが、
基本的にはNYダウとドル円の動きに強い相関関係があることがわかります。
一方、ユーロ円とNYダウの値動きはどうでしょうか?
![ユーロ円 比較チャート](https://aonorifx.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/WS002495.jpg)
4ヶ月の値動きで見ると、
ユーロ円とNYダウの相関関係は低そうです。
11月に入ってからは、相関関係が高いことがわかります。
最後に、豪ドル円とNYダウの値動きを見てみましょう。
![豪ドル円 比較チャート](https://aonorifx.com/blog/wp-content/uploads/2013/11/WS002496.jpg)
真逆の動きになる時もあったかと思えば、
連動することもあります。
現在の相場では、ドル円とNYダウが連動しやすいことがわかりましたが、
ただ相関関係は相場の流れで変動するので、
その点を注意しつつ、NYダウを見ていくことがポイントになります。