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あおのり先生です。
FXの取引をしていると、『クロス円』という言葉を頻繁に耳にします。
おそらく、FXをはじめられたばかりの方にとっては、
『クロス円』という言葉を聞いても『?』になっていると思いますので、
今回は『クロス円』について学び、FXに対しての悩みを払拭していきましょう。
“クロス円”とは、
ドル円を除くユーロ円、ポンド円、 豪ドル円、ランド円、フラン円などの
外国通貨と円の組み合わせの通貨ペアを言います。
たとえば、
ユーロ円の場合であれば、
ユーロドルと米ドル円の通貨ペアの合成通貨ペアとして表されています。
つまり、基軸通貨であるドルの動きをクロス円は必ず50%含むことになるのです。
ユーロ円を買う場合は、
円を売り、基軸通貨であるドルを買ってからユーロを買うことになるために、
ユーロ円と言ってもドルの影響からは逃れられません。
以下の計算式を見れば、
ユーロ円がどのように計算されているかわかるはずです。
ユーロドル × 米ドル円 = ユーロ円
1.308$ × 86.30円 = 112.88円
上の計算式を見ればわかる通り、
ユーロ円を買う場合は必ず米ドル円の影響を受けることになります。
そのため、
クロス円の値動きは、ユーロドルと比べた場合、
似たような動きをする傾向が高まるのです。
下のチャートは、ドル円とユーロ円を比較したチャートになりますが、
似た動きをしていると思いませんか?
一方、下のチャートは、ドル円とユーロドルを比較したチャート。
ドルの影響をユーロ円のように半分だけ受けるのではなく
もろに受けるユーロドルの場合は、
ユーロ円と動きが違ってきます。
そのため、
クロス円のトレードをする際は米ドル円の関係も考慮に入れながら、
ユーロドル、ポンドドル、豪ドルドルなどの値動きも加味した上で、
チャートを見る必要があるのです。