バイナリーオプション

2017年の御礼と2018年の展望

皆様、こんにちは。K先生です。
バイナリーオプション投資について解説します。

 
 
早いもので、いよいよ年の瀬が迫ってきました。
 
個人的には、今年は激動の年でした。
去年までは、私はあおのり学校の一講師としてバイナリー講座を担当しておりました。
今年の7月にあおのり先生がお亡くなりになりこの事業を継続できるか非常に不安になった時期もありました。
 
しかし、あおのり先生が掲げられた「日本人の投資リテラシーの向上」というスローガンに共感いただた多くの方々のご協力の下、現在も日々皆様にいろいろな情報を発信しております。
 
私もあおのり学校のナビゲーターとして、これまで以上に皆様と密接に携わっていけていることを本当に感謝しております。この場を借りて改めてお礼申し上げます。
 

2017年の振り返り

 
前前回のブログでもご案内した通り、すでにマーケットはクリスマス休暇モードに入っており
今週末からはより一層流動性の低い地合いに入っていきます。
 
初心者はもちろん、経験者でも、いつものセオリーが通用することは少なくあまり旨みのある地合いとは言えません。
 
私はそんな中で利益を追うよりも、今は今年を振り返って来年に備える方が
長い目で見れば、効率的だと考えています。
 
なので、今回は今年の相場を振り返りつつ来年の展望についてお話ししたいと思います。
 
まず、今年の相場を一言で振り返るといろいろなことが「先送りされた」年だったと言えるでしょう。
象徴的なのが今年のドル円相場です。下記はドル円の月足チャートです。

 

ドル円月足

 

こちらを見ていただければ一目瞭然ですが、今年は1年間を通して値動きがほとんどない相場だったことがよくわかります。
 
というのも2016年は、イギリスのEU離脱やアメリカトランプ大統領の誕生、2015年はスイスフランショックなど
相場のトレンドの転換点となる大きなニュースがひとつやふたつはあるのですが、今年は大きなインパクトを及ぼす
イベントがありませんでした。
 
しかし、それらは問題が「なかった」のではなく、来年以降に顕在化しそうないくつかの問題が表面化「しなかった」
にすぎないのです。
そしてそれが2018年も表面化しないかというとそうではなさそうです。
 

2018年に表面化していくイシュー

 
一番注目すべきはアメリカトランプ政権の行方です。
来年2018年には中間選挙があり上下両院選や州知事選が相次いで行われ現職大統領の信が問われる選挙となります。
 
ここで与党・共和党が上下両院で過半数を維持できるかが焦点となり、維持できなければ以後トランプ政権は死に体となりあらゆる政策が野党の協力なしには実現できなくなります。
 
それに付随して、現在大きな政治・経済問題が表面化していないから継続している世界的な株高も危機にさらされるでしょう。
下記はアメリカのダウ平均、日本の日経平均の推移です。

 

ダウ平均

 

日経平均 (1)

 

ニュースでも報じられているようにアメリカのダウ平均は、連日過去最高値を更新しています。
 
日経平均もバブル経済崩壊後の戻り高値を更新し、1992年1月以来、25年ぶりの水準に達しています。
しかし、この状況が2018年もそのままいくかというと疑問が残ります。
 
というのもこれまでの統計上アメリカでは戦後、11回の景気循環があり、現在は12サイクル目に入っています。
 
11回の景気循環のうち、
谷(不景気)から山(好景気)に至るまで(拡張局面)の平均期間は58カ月(約4.8年)、
逆に山(好景気)から谷(不景気)に至るまで(後退局面)の平均期間は11カ月です。
 
直近では2009年6月に景気の谷を確認し、拡張局面に入っています。
 
拡張局面に入ってからの期間。
今月で101カ月と、平均期間58カ月も前回の期間73カ月も軽く超えています。
 
ということは、景気循環からみると、アメリカはいつ後退局面に入ってもおかしくない状況なのです。
 
アメリカの景気が後退すればそれは世界中に波及しますので、何かきっかけがあれば大変動が起こりえるのです。
 
2018年はそのリスクを意識しながら相場に向き合っていく年となるでしょう。
では、また次回お会いしましょう。