バイナリーオプション

外資系FX会社出身の僕が、FX会社の選び方について語ってみた。

皆様、こんにちは。K先生です。
バイナリーオプション投資について解説します。

 
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暖かくなったかと思ったらここ数日関東では雨続きで気温も下がっていますね。
皆様風邪などひかれませんようご注意ください。
 
今回は、FX会社の選び方についてお話したいと思います。
 
多分 FXをはじめようとする人にとってどこの会社で口座を開いたらいいのか?
というのが一番気になるところだと思います。
 
どこが良いのか。
 
私もいろいろな人に聞かれるのですが、この質問に対しての一番優等生的な回答は、
「それぞれの取引スタイルによるので、一概にどこがいいとは言えません。」
と言っておくのが一番無難なのです。
 

あなたの取引スタイルで選ぶ

 
実際、短期間に多くの取引をする人にとってはスプレッドが狭いところが、高金利通貨を長期でポジションを保有する人にはスワップポイントが高いところが、といったように
取引スタイルで選ぶべき FX会社が異なってくるのはというのは本当です。
 
こういうところは各社も差別化をはかるために盛んに宣伝をしています。
 

FX会社の取引システムの裏側からも考える

 
しかし、FX会社に勤めていた経験がある私からすると、そういった目に見えるサービス以外にも、実は何かトラブルがあった時に、会社によって対応に差があるということをお話したいと思います。
 
私が勤めていた会社は外資系で、独自の取引システムを持っており、
それを日本のFX会社にも提供していました。
これをホワイトラベルモデルと言って、取引画面はその会社のロゴやカラーになっていてもシステムの裏側は弊社のものとなります。
 
当時弊社の取引システムは多くの日本の FX 会社に採用されていたので、FX業界では
ライバルと呼ばれるような会社でもどちらも弊社のシステムを使っており、ロジックやディーラーによる約定の処理は一括でその会社が処理していたなんてこともありました。
 
(イメージは下図を参照ください)
 
イメージ図
 

取引システムのトラブル

 
しかし、取引システムには不具合や人的なミスなどトラブルがつきものです。
その場合は私の勤めていた会社がそれを修正し、FX会社へ報告することになっておりました。
 
なかには平日の取引時間中に、取引システムにログインができないとか、
ディーラーが間違った値段で約定をしてしまうというようなこともありました。
一旦そういったトラブルが起きると、まずお客様からのクレームをそれぞれの FX会社で受けることになります。
 
それが集約されて我々のところに届くという形でしたので、数万人の顧客がいる
大きな会社の担当者の怒りは相当なものです。トラブルが解消した後も、
「あの時トラブルがなければこれだけ利益を出すことが出来たのに」というお客様への
対応をしなければならず、その場合はその申し出に正当性が認められれば
基本的に私の勤めていた会社がその負担をして、FX会社を通してお客様への補填をしていました。
 

システム提供会社の本音とFX会社への対応の差

 
システム提供会社としては、そういった負担を極力減らしたいというのが本音です。
 
なので、要求を突っぱねることもあるんですが、
やはり大手でたくさんお客様がいる会社の要求を断るのは難しく、同じトラブルでも
大手のお客様に対しては補償をしても、そうでないところには・・・。
ということがまかり通っていました。
したがって、そういった補償の受けやすさでいうと、
間違いなく大手(取引数量や顧客数が多い会社)の方が有利です。
 
実はそういったところも FX会社を選ぶ要素なんですね。
口座を開設する時に頭の片隅に入れておくといいかもしれません。
 
 
では、また次回お会いしましょう。