四半期経常収支(米)とは

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あおのり先生です。

 

今回は為替レートに多少の変動を与える経済指標である、

“四半期経常収支(米)”を解説していきます。

“四半期経常収支”は米商務省から四半期毎 の月中旬

に発表されます。

米商務省

 

四半期経常収支(米)とは

財・サービスの輸出入の収支のことですが、

4つの合計値から成り立ちます。

1.貿易収支

2.所得収支

3.サービス収支

4.経常移転収支

 

経常移転収支は発展途上国への援助(ODA)となり、

ドルが流出することから常に赤字となる上に、

規模も小さいので実態を捉えた経常収支は以下の3つから成ります。

WS000034

 

1.貿易収支 (-)

アメリカの輸出額から海外の輸入額を引くと、

貿易収支は赤字となっています。

米国の消費拡大や中国の急速な工業化などを背景にして、

特に対中貿易収支の赤字額が拡大してきました。

 

2.所得収支 (+)

グローバル経済の中で米企業は積極的に海外展開しており、

米企業の海外送金が増えています。

資本収支黒字が貿易収支赤字の穴を埋めており、

所得収支が経常収支の増大に貢献しています。

 

3.サービス収支 (+)

アメリカのサービス収支は日本と違い黒字で、

資本収支と同じくらいの黒字を達成しています。

アメリカへの旅行者は増加傾向にあり、

貿易収支の赤字を補っています。

 

なお、

経常収支のマイナスは将来的なドル安要因となります。

製品を輸出した米企業は、外貨を手にすれば、

そのお金をアメリカに持ち帰って従業員に給料として支払ったり、

アメリカで借りたお金を返すために使います。

 

そのため、手にした外貨をドルに替える必要が生じ、

為替市場はドル高の方向に動くことになります。

しかし、経常収支がマイナスとなり続ければ、

外国企業がドルを外貨に替えられることになるために、

ドル円安圧力が強まりドル円安の方向に動くことになります。

 

四半期経常収支(米)の動向

下のグラフは経常収支の2007年第3四半期~2015年第1四半期までの

推移を表しています。

アメリカの経常収支は、2007年以降年ベースで見ると、

一貫して赤字が続いていますが、

2009年以降から僅かに赤字幅が縮小しています。

 

所得収支とサービス収支の黒字幅の拡大が、

貿易赤字を補っていることから、赤字幅が縮小していると言えます。

 

経常収支の価格変動率

星星星1星1星1

市場に与えるインパクトは限定的で、

一時的な影響を及ぼす影響しかありません。

 

ドル円で見ると、

0pips~10pips程度動く程度のために

多少の警戒感を持っておく程度の指標です。

下記では、四半期経常収支発表時の為替レートの変動幅を表しています。

四半期経常収支発表前後のドル円1分チャート
(期間:2015年6月18日 21時54分~23時14分)
価格変動幅 27銭
WS000012
6月18日の注目イベント 注目度 前回発表値 市場予想 市場結果
21:30 アメリカ (米)第4四半期経常収支 -1135億USD -1173億USD 下 -1133億USD
四半期経常収支発表前後のドル円1分チャート
(期間:2014年3月19日 21時54分~23時14分)
価格変動幅 7銭
WS000000
3月19日の注目イベント 注目度 前回発表値 市場予想 市場結果
21:30 アメリカ (米)第4四半期経常収支 -1003億USD -1041億USD 下 -1135億USD
四半期経常収支発表前後のドル円1分チャート
(期間:2014年12月17日 21時54分~23時14分)
価格変動幅 19銭
四半期経常収支
12月17日の注目イベント 注目度 前回発表値 市場予想 市場結果
22:30 アメリカ (米)第3四半期経常収支 -985億USD -975億USD 下 -1003億USD
四半期経常収支発表前後のドル円1分チャート
(期間:2014年9月16日 20時53分~22時14分)
価格変動幅 11銭
四半期経常収支
9月16日の注目イベント 注目度 前回発表値 市場予想 市場結果
21:30 アメリカ (米)第2四半期経常収支 -1112億USD -1134億USD 下 -985億USD
四半期経常収支発表前後のドル円1分チャート
(期間:2014年6月18日 20時53分~22時14分)
価格変動幅 7銭
四半期経常収支
6月18日の注目イベント 注目度 前回発表値 市場予想 市場結果
21:30 アメリカ (米)第1四半期経常収支 -873億USD -970億USD 下 -1112億USD


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あおのり学校のナビゲーター

K先生

ニューヨーク州立大学卒、在学時はオプション取引に必要なゲーム理論、金融工学、ポートフォリオ管理を中心に学ぶ外資系FX業者に4年勤務し業界に先駆けてCFD・バイナリーオプションの取引システムの導入に携わる。

その後、得意のオプション取引の検証をバイナリーオプションで続ける中で攻略法を確立。

「バイナリーオプション>FX」の方が儲けやすいという理論を提唱しあおのり学校の「信頼ある投資教育の創造」という理念に共感し小資金の投資家に対し「世界一ズル賢いバイナリーオプション攻略法」を作成し日本でのバイナリーオプションの普及に努めている。

また外資系FX業者に勤務していた際の経験を活かし、FX取引の知識も深くリスクの少ない取引方法の普及に努めている。

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