チャート分析

3つのトレンドを探せ!

いつもあおのり学校へのご来校、誠にありがとうございます。

あおのり先生です。

 

FXで利益を上げるためには、

チャート分析をすることが重要であるということを

前回のチャート分析講座で伝えてきました。

今回は、チャート分析の初歩的ではありますが、

最も重要な見方を学習してもらいます。

 

チャートとは、価格の動きをグラフ化したものです。

そして、チャート上に描かれる価格の動きは、

“トレンド”を形成する特徴があります。

 

トレンドは、価格が変動する方向性を意味します。

過去の為替レートの動きを注意深く見ていると、

チャートの中にトレンドが発生していることがわかります。

 

たとえば、下のドル円30分足チャートを見た場合、

トレンドが発生していることを目視できますが、

価格のトレンドはどのように動いているとあなたは考えますか?

上に動いているのか?下に動いているのか?

少し考えてみてください。

ドル円30分足チャート

 

『考えるまでもない』という声が多いと思いますが、

上昇しているトレンドを発見することができます。

 

ちなみに、このトレンドは全部で3つしかありません。

1.上昇トレンド

2.下降トレンド

3.横ばいトレンド(トレンドレス)

この3つ以外のトレンドはチャートには存在しません。

 

価格の方向性だけを確認するだけで、

確かにトレンドは把握できるのですが、

具体的にトレンドを定義することもできます。

 

まずは上昇トレンドを定義してみましょう。

上昇トレンドとは、

『高値と高値、安値と安値を切り上げている状態』になりますが、

わかりやすく図を使って表すと以下のようになります。

 

上昇トレンド

 

安値と安値、高値と高値を切り上げていることから、

上昇トレンドを形成していることがわかります。

上昇トレンドが形成されている時は、

基本的に買いで入った方が利益は出しやすくなります。

 

上昇トレンドとは真逆のパターンになるのが、

下降トレンドになります。

下降トレンドは『高値と高値、安値と安値を切り下げる状態』の時に、

下降トレンドと定義付けできます。

わかりやすく図を使って表すと以下のようになります。

下降トレンド

図を見ると、高値と高値、安値と安値が切り下がっていることが確認できます。

下降トレンド の場合は、

基本的には売り場所を探して言った方が勝ちやすくなります。

価格の流れは下落が強まっていることがわかるため、

下落が続く限り売っていれば利益を上げることができます。

 

最後に、

上昇トレンドや下降トレンドのようにトレンドが出ていない場合に現れる

もみ合いトレンド(トレンドレス)について見ていきましょう。

わかりやすく図を使って見ていきます。

もみあいトレンド(トレンドレス)

『高値と高値、安値と安値のどちらも

切り上がっても、切り下がっていない状態』であることが分かりますが、

このような状態をトレンドレスやもみ合い相場と言います。

 

図に載っている2つのパターンを見ても、

トレンド が出ていないトレンドレスの状態のため、

買いか売りのどちらが有効かわからない相場です。

 

右側のパターンは、有名ないわゆる“三角持ち合い”となりますが、

高値と高値を切り上げも切り下げてもいないので、

トレンドレスに分類することができます。

トレンドレス相場の時には、基本的には様子見が無難です。

 

チャート分析をする際は、

この3つのうちのどのパターンに当てはめるのかを考慮のうえ、

買うか売るか様子見するのかを決める必要があります。

 

流れに逆らってしまうと、大きくやられてしまう可能性があります。

たとえば、最初に利用したドル円30分足チャートを見ると、

上昇トレンドを形成していることがわかりましたが、

ここで流れに逆らっていれば損失が拡大することになったはずです。

 

下のチャートは、先ほどのドル円30分足チャートの期間を

より長くしたものです。

ドル円30分足チャート

 

流れに逆らって売りで入っていれば、

さらに損失を拡大することになっていたことでしょう。

トレンドを正確に把握できるようになれば、

取るべき売買戦略が明らかとなるだけに、

利益が出しやすくなります。

 

今後のトレードでは、チャートに描かれるトレンドを把握し、

その流れに乗る戦略を使っていくことで、

利益を増やしていきましょう。

【トレンドの特徴】に続く