こんにちは、あおのり先生です。
あおのり学校へのご来校、いつもありがとうございます。
『FXをするに当たって、どの価格水準で売買をすれば良いのか?』
この疑問点を克服しない限りは、ただ何となく直感に頼って売買することになり、
結果として負けやすくなります。
FXで売買する際に重要なツールとしては、
まずチャートを見て、トレンドを見つけることが大事であるということは、
すでに説明済みでしたが、、、
チャートを見るから価格が今どのように動いているのかという現在の価格水準を把握できます。
さらにはチャートからトレンドという価格の流れを捉えることができます。
簡単におさらいするとチャート分析をする際に重要なことは、
今のトレンドが上昇トレンド なのか?下降トレンドなのか?
それとも、トレンドレスなのか?
を見極める必要があるということです。
チャートの中に描き出される3つのトレンドを見つけられれば、
売りと買いのどちらの売買戦略をとればいいかを決めることができます。
上昇トレンドの場合なら、
その流れを捉えることでロングを仕掛けることができます。
上昇トレンドが続いていく限りは、
ロング戦略を採用することで上昇トレンドの流れに乗って、
利益を出していくことができます。
この戦略なら上昇トレンドが続いてくれる限りは利益を上げることができます。
ですが、、、
上昇トレンドの場合ならばロングが有効ということはわかったのですが、
上昇トレンドのどのタイミングでロングを仕掛けることができるのでしょうか?
あおのり学校では売買のタイミングをはかるために
“トレンドライン”を活用しています。
トレンドラインとは安値と安値や高値と高値という
2点を結び合わせてラインを一本引くことになる、
至ってシンプルなチャート分析ツールです。
具体的に図を使って、トレンドラインを見ていきましょう。
下の図は切り上がる高値を確認した上で、
安値と安値の二点を結び合わせ、トレンドラインを描いています。
![](https://aonorifx.com/blog/wp-content/uploads/2013/07/WS001971.jpg)
こんな簡単な分析ツールであれば、
あなたもチャートの中に描き、売買ポイントを把握するツールとして
活用できると思いませんか?
そうなんです。
これほど簡単に使えるから主婦や学生、サラリーマンや老人であっても、
誰でも簡単に利用することができますし、
実はプロトレーダーにも最も愛用されている世界一利用頻度が多い分析ツールが、
“トレンドライン”なのです。
利用頻度が多いから、多くのトレーダーや投資家がトレンドライン付近で売買することになり、
たとえば、チャートから上昇トレンドを確認して引いたトレンドラインを起点にして
ロングエントリーをする場合は
多数が買っているポイントになるから
トレンドライン付近では買い圧力が強まりやすくなるのです。
このようにトレンドラインを正しく引けるようになれば、
①為替レートがどのように動くのかを視覚的に把握できる
②売買ポイントを把握できる
という2大メリットが享受できます。
①為替レートがどのように動くのかを視覚的に把握できる
の具体例として、下のチャートのように一本ラインを引いて見れば、
相場の方向性を掴むことができます。
![](https://aonorifx.com/blog/wp-content/uploads/2013/07/WS001972.jpg)
チャートの序盤までは上昇トレンドが形成されていることがわかります。
その後、トレンドラインを下抜けたことで価格の動く方向性が、
今までの一定リズムの上昇から変化した可能性を察知できますが、
その通りに価格が下落のリズムに変化したことがわかります。
チャートの中盤からはトレンドラインを下抜けたことから買いの力も衰え、
売りの力が強まっていることが確認できる上に、
高値と高値、安値と安値を切り下げ下降トレンドが確定していることが、
視覚的に把握できます。
そのため、
次は下降トレンドラインを為替レートが上抜けるまでは、
方向性としては下に行くというシナリオを持っておくことができます。
このようにトレンドラインを引くことで、
為替レートの方向性を予測していくことができるのです。
また、
トレンドラインを引くことでで、
②売買ポイントが明確になる
の具体例としては下記のチャートを使って説明します。
![](https://aonorifx.com/blog/wp-content/uploads/2013/07/WS001974.jpg)
トレンドラインを引くことで上昇トレンドが形成されていることはわかりましたが、
トレンドラインに為替レートが近づいてくるのを待ってから、
上のチャートの赤サインの個所あたりで買いで入っていくことができます。
“7上げれば3は調整で下げている”といった上昇トレンド相場なので、
確率的に見てもロング戦略が有効であるという判断を持つことができます。
逆に、
その後は下降トレンド に転じていますから、
今度はショート戦略に売買判断を切り替えて、
トレンドライン付近までローソク足が上げてきたところを、
上のチャートの青サインのポイントで売り叩いていくことができます。
このようにトレンドラインをチャート上に描いていくだけで、
相場の方向性が視覚的にわかるし、
売買サインまで教えてくれます。
どこで売買すればいいのかまったくわからないという方は、
トレンドラインを活用し、マーケットで戦う武器に加えてみてはいかがでしょうか?
ただし、
トレンドラインを描くことは単純ではありますが、
プロとアマチュアのラインの引き方は全く違ったものになりがちです。
単純に引ける様に見えても、意外と奥が深いのがトレンドラインなのです。
トレンドラインの引き方が間違っていれば、
ピント外れのトレードになってしまいかねません。
トレンドラインをただし引くるようになるためには
やはりライントレードの熟練者の引き方を徹底的に見て、
その引き方を真似て引いていくことが、
上手に引くためには効率的な解決策となります。