皆様、こんにちは。K先生です。
バイナリーオプション投資について解説します。
先週末の台風明けの月曜日早くも木枯らし1号が報告されました。
私は非常に汗かきなので薄着で過ごしていたら少し風邪気味です。
皆さんも季節の変わり目の風邪には十分ご注意ください。
さて同じ30日月曜日に、
米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長人事で、
トランプ大統領がパウエルFRB理事(64)を指名する見通しだと相次いで報じられました。
正式な指名は11月2日に発表される予定ですが、
パウエル氏は、緩やかな利上げを続けてきたイエレン議長の政策判断を一貫して支持しており、
次期議長になれば、現在の金融政策を踏襲する可能性が高く、
市場の警戒感は後退しそうです。
先週はECB(欧州中央銀行) で、
今週は日銀、FOMC(米 連邦公開市場委員会)で、
中長期の政策発表があります。
毎回市場の大きな注目を受けるこの中央銀行からの発表ですが、
その全てが大きくレートを動かすわけではありません。
なぜこのような違いがでるのでしょうか。
そこでキーになってくるのが、「サプライズ」です。
つまり、事前に予想されていたことが発表されるか否
かということです。
世の中には、芸能界のゴシップから、アメリカ大統領の政策転換など
いろいろな種類の「サプライズ」発表があります。
その中で、FX の相場に大きな影響を与えることができ、
かつ、そのタイミングがある程度読みやすいのは主要国の中央銀行の政策変更でしょう。
ニクソンショックやカーターショックのように、
リアルポリティックスの要人発言も相場に非常に大きなインパクトを与えますが、
そのタイミングを予想することは至難の業です。
中央銀行の総裁の発言や、政策金利発表などはスケジュールが決まっていますので、
それまでの政策や各種指標の動向を追うことで予想することができるのです。
しかし、実際にそのタイミングを限定していく作業は決して簡単なものではありません。
実は、各国の中央銀行の要人発言はその政策方針によって、
「タカ派」「ハト派」 の 2 パターンに分けることができるのです。
特に、中銀総裁がどちらのパターンかを注視していく必要があります。
各派の基本的な考え方は以下の通りです。
その表に照らし合わせると主要国の中央銀行の総裁は以下のように分類することができます。
・FOMC(米) イエレン議長: ハト派→パウエル氏?:ハト派
・ECB(欧) ドラギ総裁: ハト派
・日銀(日) 黒田総裁: ハト派
この基本的なスタンスを踏まえた上で、、、
タカ派だった要人がハト派的な発言や政策を発表すると
「ネガティブサプライズ」になりリスク回避の円高となります。
逆に、ハト派の要人が、想定よりも思い切ったハト派的な発言をすると
「ポジティブサプライズ」になりリスクオンの円安となります。
いかがでしょうか?
このように主要国の中央銀行総裁の発言、政策変更はキチンと分析できれば
FXだけでなくバイナリーオプションでも大きなチャンスになりえます。
ぜひ彼らのこれまでの政策と発言をまとめてみてください。
では、また次回お会いしましょう。