トレーダーと投資家のどちらが勝っているのか?
今回は、このテーマについて書いていきたいと思います。
答えを先に言えば、圧倒的に投資家の方がトレーダーよりも勝ちやすいというのは真実です。
そもそも、投資というのは時間をかけお金がお金を生んでくれる考え方ですが、トレーダーは自分が労働者となってお金を増やすある意味ギャンブルに近いものです。
■投資家の方が勝ちやすい
もちろん、トレーダーで勝つことは可能ですが、そこには強靭な自己規律に加えて、トレード・豊富な実戦経験も求められます。
どちらかといえば、強靭な自己規律のほうがウエートが高いです。
常に、スケジュール通りに生活を送れるような人は、トレーダーとしても成功を収める可能性は高いと言えるでしょうが、自分で決めたことができない自己に負けやすいタイプの人はトレーダーであっても勝利を収めることは、一時的にできても永続は難しいのです。
なぜなら、トレーダーとは日々、自分自身の戦いだからです。
大きく価格が上昇している局面でも、例えば今のようなドル円の三角持ち合いの局面では、買いと売りの勢力が拮抗しているので、スイング〜中期目線で戦略を当初から組み立てずにデイトレードで行こうと考えていたにもかかわらず、価格が上昇しているから利食いを先延ばしにしてみようと戦略をコロコロ変えているようで勝ち続けるのは難しいです。
欲をセーブし、短期の利益を増やす戦略であるのであれば、その戦略を遵守しなければなりませんが、これは強固な事前ルールと強靭な意志が求められます。
■トレーダーの勝ちは一時的
私は、10年単位の成績を参考にします。
よく、主婦でも勝ったとメディアでは株や為替が上昇した時に取り上げられますが、しかしこれはあくまで一時的なものであり、長期単位で見れば短期であればあるほど負けていると思うのです。短期でいかに利益を上げていようが、それが10年単位で続くという人は、本当にひと握りの世界がトレーダーの世界なのです。
ということは、スキャルピングなどは、おそらく10年後に生き残る割合は、1000人中1人いるかいないか程度と考えております。
勝ち逃げをいれれば、おそらく1000人中20人程度ではないではないでしょうか?
だから、私はそのようなスタイルは推奨していないのです。
どうせほとんどすべての人が負けるのだから。
このデータは、誰もそんな真実は言うはずがないでしょうけどFX業者の顧客のトラックレコードを見ることができれば、私が言った通りの惨憺たる惨状、そのまんまに近い答えが出ているはずです。残念ながら。。。
■長期の方が勝ちやすい訳
一方、中長期投資家はどうでしょうか?
こちらは、圧倒的に個人でもトレーダーより勝利を得ています。
なぜなら、時間を味方につけているので、割と個人でも勝ちやすいスタイルなのです。
必要な知識は、歴史、政治、哲学、経済などの予備知識に加え、買い時売り時を探るチャート分析、そしてトレーダーほどは強固ではないメンタル力が求められます。
勝てないという方がいれば、年に数回のチャンス、数年に1度のチャンスを狙うというスタイルも取り入れてみればいかがでしょうか?
多くの方が利益を上げる答えは、実はここにあるように思います。
私は、短期トレードも毎日実践しておりますが、長期投資もしています。
どちらが適正ありかといえば、長期の方が利益が出ているという答えがもうすでに出ております。
とはいえ、これはあくまでも私の成績に過ぎず、人間は十人十色なので違うという方もいると思いますが、でも多くの方に当てはまるのは長期なのです。
もちろん、トレーダーでも利益を上げている会員様もいます。
中には、早朝月曜日に必ず起きてあおのり学校プレミアムを見てくださっている方もおりますが、そのような自己規律ができているような方であればあるほど利益を上げているというのは、非常に面白いことです。
トレーダーは強固な自己規律ができていることは、これは共通項です。
トレーダーとして利益を上げることを望まれるのであれば、日常生活においても己に克つ克己の精神で生活していきましょう。
そうすれば、自己に勝つ習慣が高まり、トレードにおいても良い結果を得やすくなるはずです。
習慣は一日にしてならずですが、慣れれば苦痛はなくなります。
では、また次回お会いしましょう。