「あの時の判断、間違えてたね(笑)」
先日、ある友人と久しぶりに
再会した時、こんな会話をしていました。
彼は、元々ある業界で働いていたのですが、突然こう言い出したのです。
「そろそろ、この業界も終わりだと考えている。
だから辞めて、全く違う業界へ転職しようと決めた。」
私は何故そう思うのか?とか幾つか疑問を抱きながら、本人がそう覚悟を決めたのであれば、何を言っても聞かない性格も解っていたので、最低限の忠告だけし彼が決めた事を受け入れて、次の業界でも頑張るように応援しました。
その彼は、同業者にも同じように「この業界は、そろそろ終わりだ」と言い回っていたそうです。
ところが、2年後・・・
東京オリンピックが決まったり、大阪万博が決まったりと、国策としては良い材料となり、様々な業界でそのトレンドに乗って収益は増加傾向にあるのですが、、、
なんと、その彼が元々いた業界も高利益を出してしまったのです。
そろそろ終わるどころか、逆に成長して行ったのです。
何故こんな話をしているかと言うと、トレーダーさんとの個別レッスンなどで、最近は個人トレーダーさんと関わる機会が更に増えてきたのですが、
損が大きいトレーダーさんの傾向として、やはり「そろそろ逆が来るんじゃないか?」と思って、チャートがちょっと伸びたところから逆張りに入る方がとても多いです^^;
先程、お話した彼同様に「そろそろ終わる」と判断した根拠が、浅はかな点が共通していたので、解りやすい事例として紹介させて頂きました。
皆さんも損失を出してしまったトレードの中で思い当たることは無いですか?
それこそ昨夜、一人の受講者さんと話した時の話です。
彼はそういうミスは確実に減ったそうですが、それでも時々、悪魔の声が囁いて無駄なところでエントリーしてしまいそうになると笑
根拠の乏しいエントリーは、ギャンブルと同様です。
なので私からは、こんなアドバイスしました。
「稼げる利益額」ー「稼げる利益額以下の損失額に留める」=トータルの利益
この範囲内でトレードが出来るのであれば、その悪魔の囁きにプラスして、更に自分なりの根拠を見出して、それでもOKならエントリーしてみても良いんじゃないかと思います。と^^;
たまに遊び心で、そういうトレードをして楽しむのも悪くないと、私個人的には思っているのですが、あくまでも儲かっている時の話であって、常にそういうトレードをしてては勝てないのは明白ですからね。
実際、あなたのトレードは・・・どうですか?
P.S.
ちなみに今週、大和証券さんのイベントに招いて頂き登壇してきます^^;
なんとも、ありがたい事なので精一杯励みたいと思います!
皆さんも良いトレードに励まれてください(^^)