先日、ノーベル医学賞の受賞が決まった本庶氏は
朝日新聞の電話対談でこのように述べられた記事を見ました。
「基礎科学が、重要なんです。」
ノーベル医学賞、受賞されたニュースは皆さんも
知っての通りだと思います(^^)
iPS細胞の山中教授が「パラダイムシフトというか全く新しい概念を
打ち立てられた。本当に確実な基礎研究の積み重ねが、こうやって花開いた。
感染症のときのペニシリンに匹敵する、それ以上のご発見ですから。」
と述べられていました。
凄いですよね!!!
しかも基礎研究は、1年、5年単位で結果が分からなくても、
20年、30年後に花開くのが基礎研究の醍醐味だとも述べられてました。
皆さん、この内容を読まれて思うところ有りませんか?^^;
正直、私は昔を思い出します。
「FXで、億を稼いだ!」・・・という見出し。
「株で、億を稼いだ!」・・・という見出し。
昔の私は「いいなぁ・・・自分も・・・」なんてこと
思ったりしたものですw
今でこそ、基礎の重要性は理解していますが、当時の私は
「基礎」が見えておらずその為、「テクニック」に偏った特別な方法が
あるんじゃないか?と考えていました。
そして稼いだ人と同じ事が出来れば、同じ結果が得られるんじゃないか?と。
しかし結果は、誰かの「テクニック」は自分に合ってなかったんですよね。
そもそも自分が理解できていないから、ストレスは溜まるし良い結果なんて
なかなか出せないんですよね。
そこで原理原則、基礎の重要性を強烈に感じました。
その基礎を知るためのトレードルールは何でも良いんです。
まず基準を作るところ、基準を知るところから始めないと
むやみやたらにやっても迷走するだけなので、なにかしらの
モデルから学ぶ方が効率的です。
なので、最初は誰かのルールで基礎を学びました。
そこから、このルールの基礎は◯◯なんだと知り、
そこから様々な自分のトレードアイデアが出てきては検証し
出来る限り、再現性の高いシンプルなトレードルールへと成長していきました。
トレードは、優位性が大切です。
しかも、その優位性は絶対的では有りません。
あくまでも優位性なんです。
一つの優位性があれば、そこを補強する必要があります。
例えば、移動平均線をゴールデンクロスする事の優位性があっても
そこを補強してあげる必要があるんですね。
また例えば、一つの通貨で10年分の期間を検証するだけで
自分がトレードしようと思っているルールの良さが腹に落ちます。
それでも足らなければ、他の通貨でも検証すれば良いんです。
実際、投資は「テクニック」だけでは勝ち続けることは難しいです。
今回、ノーベル医学賞を受賞された本庶氏が述べられているように
基礎「が」重要なんです。10年単位でやる研究、基礎をトレードであれば
1日から数日の間で試すことが出来ます。
それを面倒だとやらずにいるより、やってみましょう。
きっと花開くことに繋がります(^^)
それもトレードの醍醐味ですから!