時は江戸時代。
相場の神様が降臨。
場所は、山形県酒田市で生を受け、
世界最高のチャート分析ツールを発明した男の話である。
その男の名は、、、本間宗久。
本間宗久は、米相場で膨大な富を築き、
『本間さまには及びもないが、せめてなりたや殿様に』
といった唄が江戸時代にはやるほど莫大な資金を手にした伝説の相場師である。
チャートには、“バーチャート”、“ラインチャート”、“ローソク足”の3つがありますが、
世界最高のチャート分析ツールであるローソク足を生み出すに至り、
200年の時空をこえた今でも日本そして世界で多用されているチャート分析ツールです。
ローソク足とは、ローソクのような形をしていることから、
そのような呼び方で呼ばれていますが、
上のようなローソク足に火を灯せば、ローソクとして使えそうでしょう?
ローソク足は、チャート上に描かれる価格の動きを表す機能を有しています。
チャート上には、下の図のようにローソク足が無数に描かれていますが、
価格が上昇しているときは白いローソク足(あるいは赤)で表され、
価格が下落しているときは黒いローソク足(あるいは青)で表されます。
具体的な名称で言うと、
白いローソク足とは『陽線』と呼び、黒いローソク足を『陰線』と呼びます。
陽線は、価格が始まるときは“実体線”の下から始まり、
終値は実体線の上で終わります。
始まった価格が下に行った場合は“下ヒゲ”として表され、
ローソク足が表示される時間が終わった価格よりも上に行った場合は
“上ヒゲ”として表されます。
逆に陰線の場合は見方は陽線の真逆となり、
価格が始まるときは“実体線”の上から始まり、
終値は実体線の下で終わります。
ヒゲの見方は陽線と同様に、
始値よりも価格が下に行った場合は“下ヒゲ”として表され、
終値よりも価格が上に行った場合は“上ヒゲ”として表されます。
つまり、
下の図のように陽線の場合は価格が上昇している局面を表し、
陰線の場合は価格が下落している局面を表すことになるのです。
実体線の部分では、その時間軸でのローソク足の始値と終値を表し、
ヒゲの部分では実体線以外の高値と安値を教えてくれる、
便利なチャート分析ツールがローソク足チャートとなります。
これが、終値のみを基点としている“ラインチャート”では、
ここまで詳細に価格の動きを知ることはできないので、
私たちは日本人の先人である本間宗久に感謝しつつも、
この便利なツールを活用することで、外人勢と善戦していきたいところです。
なお、ローソク足の見方には実に様々な見方があるのですが、
詳しくはローソク足の必要な見方、利益を上げやすい見方だけを教えている
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