あるテクニカル指標を​見るだけで、ドル円の​暴落や暴騰も予想でき​た

 ボストン・マラソン時に起きた爆破事件。 この事件を機に、NYダウやNY金、 果てはドル円やクロス円は暴落しました。
マーケットの世界では、 このように予期せぬ材料が突如起こることがあり、 予想外の動きをすることもあるために、 絶対に勝てるという局面は一度たりともありえません。
そのため、 常に負けるリスクを覚悟して、利益を確保していく 心構えを持たなければなりません。
リスクを覚悟した上で、 高い確率で勝てるという勝機が見いだせる局面で、 仕掛けていくことが重要ですが、 その勝機が高い局面とはどこか?
こんばんは、あおのり先生です。
いつもメルマガをご活用いただき、誠にありがとうございます。多くのFX初心者たちは、
負けるという前提を持つことを苦手としています。
苦手としているから、負けた時のシナリオを持っていないために、
頭がパニックになって損切りを先延ばしにし
大やけどをおってしまう傾向が強いのです。

確かに世に溢れる投資関連の本では、『勝った、お金が増えた』
そのような虚報に満ち溢れていますので、
投資では勝てるということが前提になりやすいことも理解はできますが。

しかし、
利益を上げているトレーダーや投資家というのは、
常に勝てる前提と負ける前提を持って、投資に向き合います。
その様は、まるで戦争を有利に導く指導者に似ています。

戦争の局面では優れた一群の将であればあるほど、
あらゆる戦局のパターンを予測しながら、
こうなったらこう攻める、こうなったらこう退くなど、
様々なシナリオを描きつつ、戦争を有利に導こうとします。
一つの戦局しか読めないのは愚将であり、
いずれ味方を破滅に追いやるタイプの人間です。

太平洋戦争時に日本の海軍のトップであった山本五十六は
日本では戦前に英雄的な扱いを受けていましたが、
彼はギャンブルが大好きで、モナコのカジノでは、
あまりにも高い計算に基づいた直感力によりお金を増やし続けるために、
そのカジノ店への出入りが禁止されたほどです。

現代の戦いでもあるマーケットの世界も、
福沢諭吉という1万円札の兵隊をできるだけ多く従えて、
高い洞察力を持った投資家達を相手にお金の奪い合いをすることになりますが、
リスクを理解し、今度何が起こりマーケットがどのように動くのか、
そのような分析を緻密に行ったもの方が当然勝ちやすくなります。

ここで皆様に、戦いをより有利に進められるテクニカル指標を紹介します。
株やFXや商品取引を問わず、世界中で一番使われているテクニカル指標である、
移動平均線を今後のトレードで参考にして欲しいのです。

5日移動平均線で移動平均線を説明します。
5日移動平均線は5日間の価格の終値を全部足して、
5で割ることで計算できるのですが、
そうなると5日間の平均価格を把握することができます。

例えば、
ドル円が5連騰した場合を思い描いてほしいのですが、
5連騰したローソク足の終値を足していくと、
移動平均線(直近5日間の平均値)は現在値(5日間の最高値)の下に位置することになることに加え、
移動平均線は上向きを向いていることになり、
買い圧力が強い局面であることがわかるはずです。

今のドル円の1時間足チャートに25日移動平均線を加えて見ると
ちょうど移動平均線の上に価格が位置していることがわかります。
ということは、
25日間の平均値から見ると今のドル円は買い圧力が
強まっている地合いであるということになります。

そして75日線を加えてみると、
先週末の時点で25日線を下抜けている有名な“ドッドクロス”が
出現していることがわかるはずです。
デッドクロスは、75日線が25日線を下抜けたパターンを言い、
短期的に売り圧力が強まった時にこのパターンが現れます。

だから私は、月曜日のブログの中でも指摘しているとおり、
調整色が強まりやすいということがわかったのですが、
ここでスイング目線でショートを仕掛けられた方は、
大きく利益を上げられたことでしょう。

このように、
これから下落しやすいとか、あるいは反転しやすいということを予測しやすい、
シンプルな移動平均線の効果は大きく、
また95円後半で買えたのもこの移動平均線を参考にしています。
会員様にはお伝えしているように、
案の定、またこの移動平均線から価格は綺麗に反発していることがわかります。

とはいえ、
前者のデッドクロスはあまりにも有名な反面、
後者の移動平均線の見方は書店で売っている投資本では載っていないために、
あなたの今後のトレードや投資人生において絶大な効果を発揮してくれる
チャートの見方となるでしょう。
あおのり学校では、投資に対しての学習意欲が高い方だけに、
この見方をお伝えしておりますが、
チャート分析を高めていきたい方のみ、ご活用いただければ幸いです。

あおのり先生

 

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