こっそり教えます

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あおのり学校メルマガ2014年3月11日号
著者:あおのり先生
テーマ:チャート分析
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都内のオフィスにて。

先週に、

ウクライナ不安が落ち着いてからというもの、

相場は強い上げ基調を示していました。

ここで買いを逃してしまった人は多かったと思いますが、

一方でこの急上昇を

追いかけた人は多かったのではないでしょうか?

追いかけてマーケットに入ってみたものの、

その後相場は高値止まりで推移しています。

今はほとんど値動きがありませんので、

変なところを掴んだと後悔している方もいるかも知れませんが、

でもその失敗は成功のはじまりと言えるので、

そんなに落胆しないでください。

“千三つ”という言葉があります。

1000回チャレンジすれば3回成功することが多いことから、

この言葉が生まれました。

新しいことをチャレンジした時に、

その結果のほとんどが失敗に終わりますが、

1000回に3回の成功率はたったの0.03%です。

では、成功率の低さに怖気づいて、

チャレンジすることを止めますか?

どんなことでも成功するためには、

【覚悟】を決めなければいけません。

僅かな可能性でもあるならば、それにチャレンジしなければ、

何も始まりません。

営業の世界でも、千三つという言葉がピタリと当てはまります。

私が証券営業をしていた時は、

今のネット中心の世界から思うと大変泥臭かったのですが、

ひたすら電話をしていたかと思えば、

そのエリアの家々を回り、

1000人に当たれば成約できたのは、

たぶん3人程度でした。

でも、誰よりも分母を増やしたから、

その数字を誰よりも伸ばすことができましたし、

富裕層を狙うことで成約の質を高めることができました。

トレードも千人やれば成功するのは

千三つレベルの難易度があると思いますが、

それでも成功率を高める方法があります。

そして、この方法は大変シンプルです。

それは、

【様子見をする機会を増やすこと】です。

『なんだよ、そんなの当り前じゃないか』と、

そのように思われた方は多いかもしれませんが、

ではこの様子見を完全に実行できていますか?

少なくとも、今の状況下で高値を掴まされている人は、

利を逃すという焦りが先行していたのではないでしょうか。

今のように値動きがなく読みにくいのであれば、

焦ってエントリーしたところで、

資金を減らす結果になりやすいのです。

チャート画面を開くと取引をしたくなる、

いわゆるポジポジ病は初心者が陥りやすい病ですが、

動きが読みにくいときにジタバタしても

大切なお金を減らすだけなのです。

大事なことは、エントリーチャンスポイントまで待ってから、

そこまで来て初めて仕掛けなければいけないということです。

攻めるべきタイミングの時は果敢にエントリーして、

守るべき時には様子見に徹することで、

増やしたお金をストックしていくことができます。

様子見すべき時に無駄な損を出さずにストックを維持することが、

トレードでお金を増やす基本中の基本です。

ただし、様子見をするにしても、

【売買ルール】があるからこそ様子見ができるのです。

ルールがなければ、

なんとなく売買することになり、

どこが様子見のポイントかも理解できないでしょう。

まず一番大事な、ルール作りを急ぎましょう。

ルールなくば様子見もどこでとればよいかわからないし、

どこがチャンスポイントかもわからないので、

むちゃくちゃな売買をすることになります。

思い起こしてください。

あなたがFXを始めた動機は、お金を増やすためです。

しかし、ルールがなければその期待に反して

お金を減らす姿が現実のものとして表れてくることになるのですから、

ルールの完成をまずやり遂げなければいけません。

 

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