個人トレーダーが負ける理由

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あおのり学校メルマガ2014年5月9日号
著者:あおのり先生
テーマ:チャート分析
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こんばんは、あおのり先生です。

いつもメルマガ購読ありがとうございます。

いきなり現実的な話をするので

耳を塞ぎたい心境になるかもしれませんが、

真実なので聞いてください。

ほとんどの一般投資家は、

実はマーケットからお金を奪われる存在です。

なぜなら、一般投資家の多くは

マーケット参入タイミングが遅すぎることが

指摘できるからです。

彼らは、ニュースや報道などで

株式市場や為替市場などの活況な報道やニュースを見て、

マーケットに参入してくる傾向があります。

『主婦でも儲かった』

『低所得者層でも儲かった』

という報道が頻繁に出てくるようだと、

私はマーケットのトレンドが

近々終わる可能性が高そうだと考えます。

なぜなら、

主婦や低所得者層のように経済ニュースに敏感ではない層が

マーケットに入ってくるタイミングは、

ほとんどの場合遅すぎる上に、

彼らの次に続く買い手など存在しないからです。

下降トレンドが継続している中で、

リスクをとって果敢に参戦して来るのは、

主に逆張り系のプロたちです。

ここでは、一般投資家たちはさらに下落することを恐れ、

参戦することはありません。

そうです。ちょうど今のドル円のような状況です。

ニュースを見ても、

不安を煽る報道がされている時となります。

今なら、ウクライナ情勢不安でしょうか。

ちょっと、材料として例としては弱いですが。。。

ただ、気を付けておきたい点は、

このポイントでの参戦は、

さらに下に行くこともあり得るということです。

もし、さらに下に動いてしまうと

大きな損失を受けてしまう

ハイリスクハイリターンな参入ポイントとも言えます。

リスクが高いだけあって、

今後価格が値上がりした時には大きな値上がりを期待できる

初動段階にもなります。

次に、上昇トレンドの流れがある程度確定するか

あるいは確定してから参戦するのが、

順張り系トレーダーたちです。

このセミプロたちは、

流れが上昇に傾く確信がある程度現れるか、

現れた時点で参戦してきます。

逆張り系スタンスのプロのようにさらに下に動く心配がない一方で

上昇もある程度限られているので、

ミドルリスクミドルリターンを得ることができる参入ポイントと言えます。

最後に参戦するのが、

ニュースなどによる上昇を煽る報道により参戦する一般投資家層です。

このタイミングでは、

すでに見てきたようにプロやセミプロたちは買い終わっていますので、

最後の買い手となるのが一般投資家たちとなります。

次に続く買い手がいないことから、

そしてプロやセミプロが利益確定の売りを入れてくるところでもあるので、

需給の関係より、

売り圧力が高まることで下落が始まるタイミングでもあります。

ここで買持ちしていて、

慌てふためいているのが一般投資家たちです。

彼らは、経済的知識に乏しくニュースなどの煽りに弱いミーハー層でもあるので、

強い下落を目の当たりにして狼狽し、

大きく下落したところで精神的にも資金的にも耐え切れなくなり、

買っていたポジションを売ってきます。

その売りポジションを拾ってくるのが、

逆張り系のプロたちです。

このように、何度も同じことを繰り返しているのが、

マーケットの世界です。

利益を上げるためには、

トレンドは3種類あることを理解し、

できるだけ早く買いポジションを構築していくことが大事なのです

まとめると、

経済リテラシーが低く報道に左右される芯がないミーハー層は、

投資の世界では参戦も遅く負けるのは当然で、

こういう層は表面ばかりに踊らされるので、

FXで何百%儲かるとか子供だましの商材を買う層とも換言できます。

 

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