こんにちは、あおのり先生です。
私はFXとは戦争と同じであると考えています。
FXは命の次に大事なお金を奪い合う世界です。
命を奪い合うのが戦争で
お金を奪い合うのがFXです。
手持ちの兵力を考えた上で
如何に有利に戦いを進めるかを考えるのが戦争で、
手持ちの資金力を考えた上で
如何に有利に戦いを進めるかを考えるのがFXです。
勝つためにどちらにも共通していることは、
敵の情勢をできるだけ正確に把握して
自軍の力量も現実的に見極めた上で、
どのように戦いを有利に進めていくのかを
予めシュミレーションしておかなければいけません。
FXは奪うべき対象が命からお金に変わっただけであり、
勝利までの有力シナリオを描きつつも、
例外的な動きをした場合のシナリオも用意して、
いかに勝利を得るかを見通していく、
こういうことは同じことです。
一人一人が一群の兵士を率いた大将であり、
FXで言えば1万円札である福沢諭吉を率いて
戦いに挑むことになります。
このような勝負ごとの世界では、
実力差の開きが決定的となります。
例えば、
戦国武将の武田信玄や上杉謙信の勝率は9割、
織田信長は7割くらいであったと言われています。
このような名将たちは、
いかに自分が有利になるかの情勢の変化を見極め、
ここぞというところで勝負を賭けることで
高い勝率を実現しています。
織田信長も桶狭間の戦いにおいて、
今の静岡県に当たる駿河の雄と言われた、
名将の誉れ高き今川義元と
およそ10倍の兵力差の中を戦いました。
普通に考えれば、
3000人VS30000人の兵力差であれば、
今川義元の圧勝に終わるはずであったのに、
信長は違いました。
正面衝突をすることは自滅をもたらすことは
明らかな状況であると考え
勝利を掴むためには、
勝ちに油断した敵を慢心させた上で、
奇襲以外の方法はないことを確信します。
できれば、
雨も降ってくれれば、
さらに勝率は高くなることを願いつつ・・。
敵を慢心させるために、
まず今川義元に信長の領国内の
2つの砦を攻め攻略させます。
この2つの攻略に成功した今川義元は気分を良くして、
信長領内の農民たちから
酒や料理の歓待を受けます。
実はこの歓待、
信長の家来である蜂須賀小六というスパイが
農民たちをうまく扇動したと言われています。
さらに、
今川義元の大軍を動かすには
不利な地勢の場所におびき寄せ、
兵力数に劣っても有利に戦える場所で
祝杯させることに成功します。
すべて計算通りに進んでいたわけですね。
・敵を油断させる
・敵を戦う前から不利な状況にする
さらに、
別のスパイが今川義元の位置を正確に信長に知らせます。
・敵大将の正確な場所を知る
よし、これはイケルぞ。
敵兵力が酒に酔っ払っている上に、
さらに幸運なことに梅雨の時期でもあったことから
その後大雨が降り注ぎ敵兵に気づかれず
奇襲作戦を成功させ、
見事今川義元の首を取ることに成功しました。
・梅雨で奇襲の成功率が上がる ← 天が味方したが、梅雨の時期なので確率高いこと
もし、信長が兵力数から考えて
今川義元に勝つことができないと諦めていれば、
この戦いで勝利を掴むことができなかったはずです。
勝つためにはどうすれば良いのか、
冷徹に敵の兵力と自分の兵力差を分析し、
来たるべき戦争に備えてスパイを事前に数多く放って
情報を集め勝つための有力シナリオを練っていなければ、
完敗していたはずの戦いでした。
また、
今川義元も小さな勝利に気を良くして、
敵の兵力を侮ることなく慢心していなければ、
不意を突かれることもなかったはずです。
ただ欲望に駆られて「すぐにお金を増やしたい」と
愚将丸出しでレバレッジをフルに効かせて
お金をすべて突っ込んで全軍突撃させたり、
「連勝して俺ってすごいわ」と慢心したり、
「今日も負けるかも知れない・・」と弱気となって
勝機を掴むためのシナリオなく感情の赴くままに売買しても、
負ける結果になるのは当然です。
FXは真剣勝負で、
如何に資金力が豊かでも慢心すれば負けやすくなるし、
資金力に劣っていても勝機を考え抜けば
敵に勝つこともできるということです。
まずあなたの資金力、性格、経験値を鑑みた上で、
有利な戦局がいつになるのかを
事前にシミュレーションしながら
売買していかなければ勝てません。
これができるようになるだけで、
勝つために有力なシナリオを複数描けるようになり、
何が起きても想定内のことになり、
感情的になることもなく、
自然とお金が増えてくるようになります。