米金融緩和規模はどうなる?
こんばんは、あおのり先生です。
FOMCを控え、金融緩和の規模が焦点となる相場展開が続きそうです。
『その規模が少なくなりそうだ』という思惑が広がれば、ドルが買われ、
『金融緩和の規模が大きくなりそうだ』という思惑が広がれば、ドルが
売られるといった相場つきです。
そのため、米金融緩和規模に関した材料がでてくれば、
マーケットはその材料に過敏に反応してくるでしょう。
では、例えば、
『1兆ドルの規模だったら多いのか?少ないのか?』
あるいは、
『7500億ドルだったら少ないってことになり、ドルは買
い戻されるのか?』
規模の基準なんて決まっていませんから、正直誰にも解りませんよ。
だから勝手に妄想してポジションを持ってしまうのは危険
だと言えます。
FOMCの決定後に、
『現在の下降トレンドが続くのか?』
それとも、
『下降トレンドをブレイクするのか?』
実際に、チャートがどう動いて、どういう条件がそろったら
ロングとショートのどちらのポジションを持つべきなのか
という戦略を持っておくことが求められます。
不確かな予想、想像、妄想に惑わされない!
ギャンブルではなく、確かな技術で安定的な利益を上げられる
仕組みを作っていきましょう。
そうすれば、投資はそれほど難しいものでも、頭を悩ませるもの
でもありません。
たとえば、今のドル/円で見れば10月27日高値81.97円付近が
レジスタンスラインとなりますが、このポイントを上に抜けて
始めて下降トレンドの継続を疑えます。
下降トレンドとは、
【1】高値と高値を切り下げる
【2】安値と安値を切り下げる
という条件を満たして成立します。
4時間足チャートで見れば、ドル/円は下降トレンドを描いています。
10月27日の高値のポイントを切り上げてくれば、
下降トレンドの条件である高値と高値の切り下げという条件を否定したこと
になり、下降トレンドの条件の【1】を完全に否定してきたことになります。
そうなるまでは、基本的には戻り売りを浴びせていくのが
下降トレンドの波にも逆らわない、有効な戦略であると考えられます。
こういう戦略があれば、どのような報道やニュースがあって
一時的に相場が上昇した局面であっても、その動きに翻弄されて
売買すると言ったことがなくなります。
材料で相場が反発しても、今の相場ではほとんどの局面ですぐに
値を下げています。
このことは、過去のチャートを検証してみればわかりますし、なによりも
高値と高値、安値と安値を切り下げ下降トレンドが続いています。
相場の原理原則を見極めた上でトレードをしていくことが、
思惑にも振り回されず、冷静に利益を積み上げていく上では求められます。
思惑で動くのではなく、相場の原理原則を理解したうえで利益を出せるトレードを
していきましょう。