急反発したドル円は買っていけるのか!?
ドル/円は雇用統計後に急落した水準を急回復!
このまま上昇するのか?それともいったん調整か?
こんばんは、あおのり先生です。
ドル/円の動きが凄いことになってきました。
雇用統計の悪化を受けドル/円は急反落したはずなのですが、
相場が大きく戻ってきているのです。
すでに雇用統計前の水準を回復してきているため、
力強い反発と言えそうです。
今回ののように相場が動きだしてくると、
多くの投資家は強気となり、
買いが買いを呼びやすくなります。
思惑通りに上昇してくれば、
『こんなに上昇しているのに買わない奴は馬鹿だ!』
なんていうことになってきます。
含み益まで出してくると、
さらに強気になりどんどん買い増していきます。
こうして買いが買いを呼び、価格は上昇波動を形
づくっていきます。
FXだけではなく、
株や土地でもそういった原理は同じですね。
しかし、
ドルも世界一流通しているとはいえ、
基本的には有限です。
多くの投資家が買いたいと思い、
ドルに資金が集中すれば当然価格は上がるでしょう。
また、ドルを買う資金量も有限です。
買い続ける資金が滞れば、
ドルの上昇もいずれは抑えられ、
徐々に動きはしぼんでいきます。
つまり、
上昇していたドルは必ず下がります。
特に、
今回のように急激に上昇している場合は、
その反動から急落なんていうことも十分にありえるわけです。
もちろん、
必ずそうなるということは断定できないのですが、
急激に上昇しすぎている局面ではよく見られる光景です。
こういう相場の時に、
多くの個人投資家が考えてしまうことは、
『ここで買わなければ、もう次の買い場がこないのではないか?』
と早まってアクションを起こしてしまうことです。
そういう考えでは、
上がりすぎている通貨ペアを追いかけて
しまうことになります。
実際、メルマガの購読者様の中にも、
ドル/円が反転している中を、
『今買い場を逃せば、次に買い場が来ないのではないか!』と考えてしまい、
エントリーポイントからかなり離れた距離から
買いで入っているという方もいらっしゃることと思います。
それでは、売買ルールの意味がありません。
もっと落ち着いて、ルールを守りながら冷静にトレードをしてください。
では、どうすれば落ち着いた冷静なトレードができるのか?
それは、
“トレンドの変化”を正確に把握することです。
今のドル/円のトレンドはどうかというと、
雇用統計後に大幅に反落しているため、
上昇トレンドとはみなしがたい相場です。
84.40円で高値を付けるも、
直近安値83.40円を下回り下降トレンドが確定しましたが、
再び83.40円を上に抜け、
雇用統計前の水準まで価格は戻ってきました。
つまり、
現在横ばいトレンドを形成しているということです。
横ばいトレンドでも、
もちろん買いでエントリーすることはできます。
その際に注意したいことは、
上昇トレンドのときのように
より強気には買ってはいけないということです。
なぜなら、トレンドレスの状態だからです。
強気で買っていけるのは
直近高値84.40を超えることで高値を切り上げ、
上昇トレンドが確定してからです。
高値を切り上げ、
強い上昇が確認できたわけですから、
次は買い場を探していけるのです。
ですが、
今のような横ばいトレンドのうちは、
上昇波動も半信半疑のため、
様子見でもいいくらいです。
このように、
相場の状況を高値や安値を意識しつつ見ていくことで、
相場の方向性が見えてきて
相場の状況をかなり正確に把握することができます。
このように見れれば、
ドル/円は横ばいトレンドの為、
今までのドル/円相場よりはやや買いにくいため、
様子見でいってみよう、
あるいは買いで入る場合でも、
横ばいトレンドと言うことを意識しているため、
上値の重さを警戒しながら買っていけるのです。
84.40円には3回も上昇を抑えたラインがあるため、
ここを上に抜けるのは容易ではないと判断できます。
このように、
一生懸命値動きを追っていれば、
おのずと相場が問うものに対して方向性を示してくれます。
“相場のことは相場に聞け”といわれる所以ですね。
まずは相場の方向性を把握して、
どちらに相場が動いていくかの方向性を掴んで下さい。
そして、トレンドが動くと判断できる方向に向かって
売買していくのです。
トレンド変化に応じて臨機応変にトレード戦略を変えていかなければ、
相場の世界では利益を上げることはできないんです。