円安で資産が増え続ける好機!だが気をつけたいこと

株高、ドル円・クロス円高、不動産高といった
海外資産、国内資産の急激な値上がりが今のトレンドとなっている。

まさに円から他の資産への買いスタンスの時期であり、
その値上がり益を期待すべき時である。

ただし、
このように急激に値を上げている時に、
時に気をつけなければならないこととは?
このタイミングで買っておきたい資産とは?

http://aonorifx.com/a201302051.html

こんばんは、あおのり先生です。

いつもメルマガをご活用いただき、誠にありがとうございます。

2008年のリーマンショックから去年までは超円高の時期となっており、

ドル円は75円台まで大幅に値を下げたことは、

外為マーケットにいた方であれば記憶に新しいことだと思います。

この時は円という通貨自体が強かったために、

海外に資産を持つ必要もなかったし、

下手に日本株を持ったとしても値下がりしてしまったことでしょう。

この時になぜ円が強くて、ドル円クロス円は弱かったのか?

主に2つの要因が指摘できます。

まず、一つ目の理由として、

世界的に、中央銀行により政策金利が引き下げられて、

ドルやユーロで持つメリットが低くなったということが挙げられます。

政策金利とは?日米欧豪の政策金利比較はこちら

http://ameblo.jp/08vg001f/entry-10611003572.html

2010年末までの政策金利比較のグラフとなりますが、

たとえば欧州なども政策金利が2009年9月辺りまでは4%ほどあったものが、

今では075%まで下がっているのです。

一方で、

日本の場合は最初から政策金利自体が低かったために、

その開きが縮小したことがユーロで持つメリットを低め、

円へ回帰させる動きへとつながりました。

ユーロ円で持っていればスワップ金利が年間約4%ついたものが、

それが円で持っていてもほとんど変わらないとなれば、

ユーロ円で持ちたいと思う人が少なくなるのは至極当然の流れです。

こうした金利差の縮小が、円への回気につながりました。

もう一つの理由として、

欧米の中央銀行であるFRBとECBが、

市場に流通させるドルとユーロの量を

膨大に増やしたことが指摘できます。

リーマンショックの影響が直撃した欧米は、

景気悪化で銀行倒産や金融機関の倒産危機が相次ぎ、

貸出を控えた銀行のおかげでお金回りが悪くなり、

企業の倒産も増え、失業率も上昇していきました。

これを放置しておけば、世界大恐慌になり

リーマンショックとは比べ物にならない深刻な不況が到来する!!!

この状態を防ぐために、

FRBやECBはドルとユーロを刷り続け、

市場に放出したことで銀行は貸出を増やし、

企業にもお金を貸出したことで倒産が減って、

失業率を低下させることに成功してきていますが、

その副作用として通貨の価値を毀損しました。

※この時に、ドルは300兆円もリーマンショック時よりも市場に溢れました。

日本はすでに政策金利の引き下げ余地がない中で、

お金の量を増やすことを欧米に比べしてこなかったから、

円の価値が相対的に高くなってしまったのです。

この流れを変えたのは安倍首相で、

去年の11月辺りから、欧米と同様に円を刷り、

市場にばらまくことでインフレにすることを宣言してきています。

そのあとの動きは、

インフレ期待から円安、ドル高ユーロ高、

株高、不動産高に急激に進んでいることは、

マーケットの動きを見れば分かることと思います。

ただ、

ここから追いかけていくのが良いのかというとそうではなくて、

いずれ下がる時を待ってから押し目買いスタンスをすると良いでしょう。

追いかける場合であっても、

いつもよりも少ない枚数で拾っていくべき時であり、

ニュースで上がっているという報道に影響され、

『ここで買わなきゃチャンスを逃す』

と焦ってはいけない時です。

チャンスはマーケットにいる限り、

何度も何度も到来しますので、

どしっとした心持ちでチャンスを見定めたいところです。

私であれば、

このタイミングまで来れば絶好の押し目買いのチャンスと考えるポイントは、

ドル円で言えばあるポイントになるのですが、

詳しくは次週プレミアムの中で解説していきます。

 

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