錬金術を作り出す

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あおのり学校メルマガ2014年3月17日号
著者:あおのり先生
テーマ:チャート分析
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都内のオフィスにて。

私たちは今、

お金を中心に回る資本主義経済の中を生きています。

資本がある人が投資を行い産業を作り、

そしてその産業の下に多くの人が従事します。

お金が流通していなければ、

投資する人がいないので産業ができず、

働き手もいなくなり、経済も回りません。

もちろん、お金が中心に回る社会だから、

このような主義を否定する人は多くいると思いますが、

でも私たちが生きている社会はお金がなければ動きません。

実は、この資本主義では、

お金がお金を生み出す錬金術があります。

これは、中世のキリスト教や

今のイスラム教圏では禁止されていることですが、

私たちはこの錬金術を使うことができます。

その方法とは、、、

お金に稼いでもらう方法です。

そして、実は私たちは知らず知らずのうちに、

お金に稼いでもらう錬金術を生活の中で行っています。

例えば、

銀行にお金を預ければ金利が付きますが、

これはお金に働いてもらってお金を得ていることになります。

でも、バブル崩壊間もないころの郵便貯金は、

5%程度の金利が付いたのに、

今はそんな高い金利を貰えることができません。

0.1%程度かそれ以下の金利しかつきません。

日本では産業がすでに成熟してしまい、

銀行も良い貸出先を見つけられなり、

うまく運用できなくなった結果、

金利がゼロ金利で固定化されてしまっています。

今では、銀行にお金を預けていても、

お金がお金を生み出す錬金術としての効果が、

激減している状況にあります。

とはいえ、

銀行にお金を預けておけば、

1000万円までのお金は銀行破たんしても保護されているのだから、

それで安心と考えている人もいることでしょう。

そうでしょうか?

政府は、国民のお金を余裕がなくなれば、

奪ってくることだってしてくるはずです。

歴史を振り返ってみると良くわかることですが、

政府が財政赤字と貿易収支赤字に陥り実入り少なくなる、

今の世の中のような状況になると、

インフレにするために紙幣を増刷し、

その次に増税をしてきて、それでも足りず赤字が増えるから、

さらに金融資産まで奪い取ってくることが起こっています。

1946年の日本は、国土が焦土化し、

紙幣を増刷し戦費にお金を使った結果、

紙幣は紙切れ同然となりました。

さらには、預金封鎖までされ、

国民のお金はある一定以上のお金を

引き出すことができないように制限されました。

歴史は繰り返します。

まさか、自分の銀行預金からお金を引き出せないとか、

インフレになってお金の価値がほとんどなくなってしまったとか、

そういった状況になってしまう可能性が

今の日本の財政状態から見て、

今後十分考えられることだと思うのです。

政府も、無い袖は振れないのですから、

お金があるところからお金をとるしかありません。

もちろん、

今すぐに起きるというわけではありませんが、

私が生きている間に十分起こり得るなと、

そのように見ています。

そういった事態になった時に、

リスクヘッジ先として持っていた外貨などの金融商品、

これがあれば日本経済がパニックになった時に、

円の価値が低下するわけですから、

外貨の価値が急上昇し大きく資産を増やすことができます。

今のように世界情勢が不透明で、

経済もどうもしっかりしない雰囲気が漂う中で、

お金を中心に回る資本主義社会でうまく立ち回るには、

投資の知識はますます必須になってくるはずです。

投資の知識さえあれば、

今、ドル円がかなり急落しておりますが、

いやいや底は限定的で、

各種サポートラインとかトレンドラインといった

ライン上での反発を予見していくこともできます。

チャートだけだと不安なので、

ここに相場観(マーケットシナリオ)を加えて見ると、

実は今多くの人が不安に思っている今、

このタイミングで買いが有効という判断を持てます。

そして、ブレナイ見方ができるから、

エントリーにも迷いがありません。

投資でお金を増やすことはこのように可能です。

そして、ゼロ金利時代の今、

預金に変わる錬金術として投資という選択肢が

強く求められ出しています。

お金を寝かせ遊ばせてドラ息子にしているくらいなら、

お金に働いてもらう術を身につけ、

お金にお金を連れてきてもらった方が、

資本主義経済での健全な活動と言えるのではないでしょうか?

 

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