恐怖の茹でガエル現象

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あおのり学校メルマガ2014年6月12日号
著者:あおのり先生
テーマ:チャート分析
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こんばんは、あおのり先生です。

いつもメルマガ購読ありがとうございます。

トレンドラインは、エントリーの基準となるものです。

ラインを引かなければ、

エントリーポイントがどこにあるかわかりません。

そして、

安値と安値あるいは高値と高値の二点を結び合わせることで、

ラインを引くことができます。

最低でも二点を必ず必要とします。

一度引いたラインは、

あなたがFXに向かい合う上で、

シンプルに結果を出してくれるものです。

トレンドラインが有効になる理由は、

テクニカル分析の元祖、「ダウ理論」が提唱しています。

ダウ理論が提唱される前に、

体系だったテクニカル分析はありませんでした。

最も古典的なダウ理論は、

6つの理論から成りますが、

その中に一つに、

“必ずトレンドが発生し、継続する”ことを

述べています。

つまり、

「向き」と「角度」は一定のリズムで

継続するということです。

上昇トレンドであれば、

その上昇を一定の角度で維持するということになります。

いつか必ず発生する

トレンド発生のタイミングをうまく捉えることができれば、

私たちは大きなリターンを得ることができます。

下の図は、

http://aonorifx.com/2chart/11.JPG

トレンド発生時のチャートを表していますが、

上昇トレンドが一定の角度で継続していることがわかります。

もちろん、

毎回このようなわかりやすい動きを

してくれるわけではありません。

もし、

こんなに簡単なチャートが毎回続くのであれば、

FXで利益を上げるのに苦労はしません。

ただし、

このようなトレンドが出た時こそが、

利益を拡大できる絶好の機会となるのです。

しかし、トレンドラインを引いても、

そのラインが有効に機能してはくれずに、

トレンドラインを下に抜けて動いてくることもあります。

では、

どの状態のトレンドラインが有効なのか。

トレンドラインの有効度を確認するには、

どのような視点を持てば良いのか。

方法は3つあります。

今回は、その1つ目の方法をお伝えします。

それは、

トレンドライン上で「価格が3回反転した時」です。

この時、ラインが有効という判断を持てます。

トレンドラインを使うマーケット参加者は

2回の反発だけでは、

そのラインが本当に有効であるのかまだ疑心暗鬼の状態です。

これが、3回反発すればどうでしょうか。

多くのマーケット参加者は、

そのラインの有効性を信じるようになるはずです。

そこで、

4回目の反転するポイントまで

値がライン上に値が近づくことを注意深く待ちます。

タイミングが来れば、

そのタイミングをとらえて、

多くのマーケット参加者がエントリーすることになるはずです。

思惑通り4回反発すれば、

ますます多くのマーケット参加者が自信を深め、

マーケットに参入してきます。

5回目には、

より多くのマーケット参加者が

エントリーを期待していることでしょう。

ただし、

ここで気をつけて置かなければならないことがあります。

それは、「ゆでガエル現象」です。

「ベイトソンのゆでガエル」と言われる

有名な実験があります。

ベイトソンがおこなったのは

生きたカエルを使った2つの実験です。

1つ目は、沸騰した熱湯の中にカエルを入れます。

2つ目は、冷たい水の中に入れ、

ゆっくりと下からあたため温度を上げていくのです。

1つ目では、

カエルはすぐに熱湯から飛び出します。

2つ目では、

カエルは冷水が徐々にぬるま湯となり心地良いので、

飛び出そうとはしません。

その心地良さにひたっていると、

次第に温度が上がっても逃げ出せず、

最後には“ゆでガエル(boiled frog)”になって

死んでしまったというものです。

「ゆでガエル現象」をシナリオとして持たないで、

トレンドラインを使う多くの人は、

大損失を受ける可能性を高めることになります。

なぜ、このような現象が起こるのかを、

次週のプレミアムの中で詳しく解説していきます。

もししらないでいると、

あなたは大きな損失を出す可能性を格段に高めてしまうことになります。

事実、多くの人はこのタイミングでいつも敗れ去っています。

チャート分析は、知っているか、

知っていないかだけなのです。

そのメカニズムを解き明かします。

この前提がある状態でラインを使うことができれば、

大きな損失を出すこともなく、

安全運転でFXに向き合うことができます。

滅多に解説しないこととなるので、

ライン分析に磨きをかけたい方

ライン分析で思わぬ失敗をしたくない方

は学習することをお勧めしておきます。

 

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