靴磨きの少年と富豪

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あおのり学校メルマガ2014年7月29日号
著者:あおのり先生
テーマ:チャート分析
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こんばんは、あおのり先生です。

いつもメルマガ購読ありがとうございます。

 

現在、NYダウは16912円で、

歴史上最高値付近で推移しています。

人工的に作り上げた相場高騰の演出であるとしても、

日に日に上昇する株価を見れば、

自分もその恩恵を受けたいと思うのが人の心情です。

 

今と同じように相場が上昇していた、

1929年という世界恐慌の前の話。

この恐慌を読み取り最高のタイミングで売り抜けることによって、

膨大な利益を上げた投資家がいます。

 

その投資家は、ジョセフ・ケネディ。

ケネディ元大統領の父であり、

駐日大使として赴任したキャロライン・ケネディの、

おじいちゃんに当たる人です。

 

彼は靴磨き少年にから

「おじさん今なら〇〇会社と××商会が買いだよ」

というアドバイスをもらいました。

 

このときケネディは、次のように考えました。

「株のことに興味のない靴磨きの少年が株の話をしている、

ということは買いたい人はすでに株を買ってしまって、

売りたい人ばかりだ。

株は間違いなく暴落する」

と考えその日のうちに手じまいました。

 

相場が過熱する時は、相場に詳しくない人も、

そのタイミングで雪崩のように押し寄せてきて、

大抵の場合相場の行き過ぎた頂点を拾うもので、

そのことを何度も何度も繰り返しているに過ぎません。

 

ドル円にしても、株にしても、

近いうちに再び大きく動き出そうとしています。

しかし、動き出してから仕込んでも、

みんなと一緒になって買っても、

お金を減らすリスクを高めます。

 

相場で利益を上げることを望むあなたに、

私が好きな相場格言をお伝えします。

「人の行く裏に道あり花の山」

相場の世界で最も有名な格言です。

 

お花見で人が大勢いるところを避けて裏道を行くと、

花がたくさん咲いている場所に出られたという例え話が由来です。

相場の世界では人と同じ事をしていては、

儲けることはできません。

 

大きく売り込まれて総悲観になって

誰もが買いたくないときに安く仕入れ、

地合が良くなりドンドン価格が上がって

まだまだ騰がると総楽観になって

誰もが保有株を手放したくないときに売ると、

投資は成功するという経験則に基づいた格言です。

 

私も、社会情勢の変化に疎い主婦でも株をやっているとか、

そういうテレビが流れ出した辺りから、

そろそろ逃げ時だなということを本気で考えます。

こういうのも、売買判断の有力な材料となるからです。

 

でも、多くの人は、

主婦でも勝ってるんだから私も早くやりたいと、

その情報をインプットしたせいで、

高値を掴まされる敗者の道を選択しています。

個人が最も売買する時期と、

相場が崩れ出す時期はかなりの確率で

一致しているというのに。。。

 

なぜ、多くの人が群がり高騰している時に入るのか?

値段があまりにも高くなりすぎているではないか?

そのような当たり前のことを、

利益を上げることに目が眩んでしまうと、

人は忘れてしまいます。

 

チャート分析でも同じことです。

人と真逆の手法というのが効果的であり、

一般の人とは正反対の売買こそが利を生みます。

 

単純に、このテクニカルが買いサインを出したから買いとか、

売りというシンプルな見方ではなく、

もっと総合的に分析することです。

 

その方法は、文面では伝えづらいので、

プレミアムチャート動画の中で解説しています。

ほとんどの個人がやればやるだけ負ける運命にある中で

勝利を掴む極意を知りたい、

人の行く裏を歩む裏のチャート分析術を知りたい方は、

その手法を持って相場に対峙することをお勧めます。

 

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