経済指標:ユーロ圏 GDP関連
経済指標:ユーロ圏 景気関連
経済指標:ユーロ圏 個人消費関連
経済指標:ユーロ圏 住宅関連
経済指標:ユーロ圏 雇用関連
経済指標:ユーロ圏 物価関連
経済指標:ユーロ圏 貿易・国際収支関連
経済指標:ユーロ圏 金融関連
ECB月例報告(欧)の動向
ECB月例報告の注目内容 | |
14/12/11 | ・政策委員会はこれまでの金融政策で達成した景気刺激とバランスシート拡大、 物価動向の見通しについて、来年の早い時期に検証する ・低インフレが長期化するリスクに対しさらなる行動が必要になった場合は 追加の非伝統的政策手段を責務の範囲内で活用する決意において、 政策委は引き続き全会一致だ ・最近の原油相場の動向がユーロ圏の中期的インフレトレンドに与える広範な影響 |
14/11/13 | ・必要であればさらなる行動をとるとのコミットに全会一致 ・購入プログラムは少なくとも2年続く ・資産購入はユーロシステムの上でかなりの影響を与えることになる |
14/10/9 | ・ABSを第4四半期、カバード債は10月半ばから購入 ・金融政策の機能を強化 |
14/6/12 | ・必要であれば、ECBとして追加金融緩和を伴い迅速に行動する ・低インフレ期間が過度に長引くリスクに対し、さらなる対応が必要な場合、ECB理事会は責務の範囲内に おいて非標準的措置を用いる方針で一致している ・ユーロ圏を総合的に見ると、現状では明白なデフレ状況が差し迫っている兆しはない |
14/5/15 | ・さらなる緩和を排除しない ・想定されているよりも幅広い手段を検討している |
14/4/10 | ・依然としてユーロ圏経済のたるみが大きく、それがインフレ上昇圧力を弱める見込み |
14/3/13 | ・想定通りに緩やかな景気回復が進んでいる ・金融市場の動きを注視して全ての手段を使う用意がある |
要人発言:ドラギECB総裁会見
ドラギECB総裁会見の注目内容 | |
15/7/16 | ・インフレは年初に底を打った ・インフレは年末に向けて上昇する ・インフレは今後数か月低水準で推移 ・ECBはギリシャの銀行に対するELA(緊急流動性支援)上限を16日に引き上げた ・ELA上限引き上げの条件は戻った ・ECBはギリシャがユーロ圏に残留するとの前提で行動 ・ECBはギリシャの銀行向けELAの上限を9億ユーロ引きあげた ・ユーロ圏のメンバーシップを決定するのはECBではない ・ECBのギリシャ向けエクスポージャーは1300億ユーロ ・ギリシャの預金引き出しは6月81億ユーロ ・市場の変動率が著しく上昇、中期CPIの見通しを変えることにはならない ・市場の変動率が金利を引き上げ ・ギリシャQEの適応は格付け次第 ・ギリシャのECBへの債務返済はQE購入の余地を残す ・ECBは見直し期間にある国の債券を購入することは不可能 |
15/6/3 | ・資産購入プログラムは順調に進んでいる。経済予測通りの目標の達成は金融政策の完全実施が前提条件だ。 ・景気回復はすそ野を広げ、内需は金融政策措置によってさらに支えられるはずだ。回復はわれわれの予想通りに進展している。 ・(債券市場の動きについて)われわれはボラティリティの高い時期に順応する必要がある。金利 が極めて低い水準にある状況では、資産価格のボラティリティは高まる傾向がある。 |
15/4/15 | ・資産購入は2016年9月末まで継続することになっており、いずれにせよ、インフレ動向に持続的調整が見られるまで継続する。プログラム開始から1カ月しかたたないうちに、早期の出口政策の可能性に注目が集まったことには、率直に言って非常に驚いている。 ・資産購入プログラムの実践は円滑に進んでいる。われわれが導入した金融政策措置が奏功していることを示す明白な証拠がある。 ・政策委員会は金融政策戦略を継続し、インフレ 動向に意識 を集中させる。インフレ指標の予想外の動きはいずれの方向にせよ、一時的なもので中期的な物価安定に関して重要な意味を持たないと判断される限り、ECBはこれを重大視しない。 ・債券市場での購入対象の不足について質問するのは全く時期尚早だ。預金金利 は引き下げない。ドラギ総裁(政策決定後の記者会見でギリシャについて):ギリシャの銀行に支払い能力があり適格な担保がある限り、ギリシャの銀行への流動性供給を続ける。 |
15/3/5 | ・金融政策に関するわれわれの決定は効果を上げた。 ・政策委員会はある程度の満足感を持ってこれを認識した。 ・(ECBの)最新予測は原油価格の下落とユーロの実効レートの低下および最近のECBの金融政策措置からの好影響を反映している。 ・ユーロ圏の景気見通しをめぐるリスクは引き続き下方向だが、リスクは金融政策における最近の決定を受けて縮小した。 ・(購入対象となる国債について)どこまでのマイナス利回りなら購入するのかと言えば、預金金利 と同じ水準までだ。 ・インフレ率 は今後数カ月、極めて低いかマイナスの状態が続くだろう。消費者物価の下落はエネルギー価格の下落が主因だ。 ・インフレ率は2015年中に緩やかに上昇し始めるだろう。 ・ECBは国債購入を3月9日に開始し、月600億ユーロの資産を2016年9月まで購入する。 ・量的緩和(QE)はインフレ率が2%に向かって持続的に上昇する軌道に乗るまで継続する。 |
15/1/22 | ・月額600億ユーロの資産買い入れを決定 ・買い入れは2016年9月末まで実施 ・資産買い入れはECBへの資本比率に基づいて実施する ・機関債の購入で生じる損失は共有の対象 ・ECBの金利は下限制約に達している ・機関債の購入は3月に開始 ・2015年3月にユーロシステムが投資適格級のソブリン債の買い入れを開始する ・EUとIMFプログラムの下にある国については追加的な条件を適用する ・経済見通しのリスクは下方 ・経済の下振れリスクは削減 ・決定はインフレを押し上げへ ・為替相場の物価への影響を監視 ・インフレは今後数カ月非常に低く、マイナスになる可能性も ・低く、ネガティブインフレは回避できない ・委員会は物価見通しリスクを綿密に監視へ ・原油価格が経済の潜在力を強化した ・インフレは2015年終盤、2016年にインフレは段階的に上昇を予想 ・資産買い入れプログラムは各国中銀が実施 ・ECBは購入を調整する ・プログラムは非常に大規模 ・国債買い入れプログラム(OMT)は利用可能な状態 ・ECBの政策は非常に緩和的 ・購入は金融政策の手段という事で全会一致 ・購入を今するべきとの必要性については大多数が賛成 ・リスク共有のアプローチでほぼ意見が一致 ・購入する国債の年限は2年から30年 ・ECBは利回りがマイナスの国債も購入へ ・ギリシャ債については特別なルール設けず ・ECBは7月からギリシャ債購入が可能、SMP償還後 ・証券市場プログラム償還後、ギリシャ債は7月から購入可能 ・公的資産は流通市場で購入 ・プログラムはEU条約を完全順守する ・為替レートは物価安定にとって重要だが、政策目標ではない ・購入対象となる債券は担保規則を満たす必要がある |
14/12/4 | ・買い入れは少なくとも2年は続ける ・必要であれば追加的措置を講じることで全会一致 ・来年1-3月に現在の刺激策を再評価する ・新たな措置は必要であれば迅速に実施できる ・最新の経済データはインフレ低下と成長の弱さを示している ・経済見通しのリスクは下サイド ・成長率やインフレ見通しの下方修正は原油安や成長の弱さが影響している ・ECBは原油価格に対して特に警戒している ・インフレ見通しに最新の原油価格動向含めていない ・ECBは1月に新たな措置を決定しないだろう ・バランスシートを巡る文言については全会一致ではない ・バランスシートは方針であり、目標ではない ・量的緩和を巡る様々な選択肢を含めあらゆる措置を今回議論した ・量的緩和のさまざまな選択肢を議論した ・量的緩和(QE)決定について全会一致は必要はない ・金を除く全ての資産買い入れを議論した ・ユーロ安は輸出にプラスの影響 ・ABS買い入れは400億ユーロ以下で終わる予定 |
14/11/27 | ・(ユーロ圏の)成長見通しには多くの下方リスクがある ・必要に応じて追加的手段を活用することをコミットすることに関してECB理事会は一致している ・刺激策の効果が出るには時間がかかる ・ユーロ圏の成長モメンタムは弱い ・可能性のある追加措置について詳細は語らない方針 ・ECBの金融政策は一つの国の打撃だけに反応することはできない ・必要なら行動する準備は整う ・刺激策を巡るECBの議論は全ての資産を対象としている ・必要あれば行動する準備が整っている |
14/11/21 | ・ユーロ圏の経済状況は依然として困難 ・潜在的な成長モメンタムは依然として弱い ・ECBの政策金利は下限に達した ・ユーロ圏の金融状況は改善した ・インフレ状況はより困難になっている ・インフレリスクが顕在化すれば資産購入を拡大する ・日米の(中銀による)大規模な資産購入は、為替レートの下落をもたらした ・必要に応じて介入のチャンネルを広げて行く ・インフレ率をターゲットに戻すという責務の範囲内で、あらゆる手段を用いる ・インフレ期待を引き上げる為、あらゆることを可能な限り早期に実行していく |
14/11/12 | ・金利は長期緩和にわたり現在の水準にとどまる見通し ・成長回復するためには金融政策だけでは不十分 ・ユーロ圏の失業率の水準は受け入れられない ・ECBはバランスシートの拡大にコミット ・中期インフレ期待が悪化するならば、一段の非標準的措置をとる |
14/11/6 | ・ECBはABSの購入をまもなく始める ・資産購入プログラムは少なくとも2年続ける ・必要であれば追加的措置を講じることで全会一致 ・バランスシートは2012年初めの水準に戻っていく ・必要な場合の追加策でECBは全員が一致 ・穏やかな経済回復の見通しは依然として変わらない ・見通しが下向きに修正される兆候 ・経済見通しへのリスクは引き続き下向き ・インフレは今後数カ月は低い水準となり、2015年や2016年にかけて徐々に上昇 ・ユーロ圏の成長の勢いは弱まっており、地政学的リスクの高まりが信頼や民間投資を削いでいる ・委員会は中期のインフレリスクを綿密に監視 ・ECBのバランスシートは現在2兆500億ユーロ規模、12年半ばは3兆1000億ユーロ ・ECBのバランスシートは2012年初頭の水準に戻る見込み ・この声明文は理事全員の承認を得ている ・意見が異なるのは正常 ・他の中銀が経験してきたことを協議 ・量的緩和の効果は当初の環境によって異なってくる ・他の中銀が経験してきたことをこの日の会合で話し合った ・ECBの措置のバランスシートへの影響は十分と確信 ・主要なメッセージは、他の中央銀行が資産を縮小していく中、ECBは資産を拡大していくことだ ・議事録作成に関して協議した ・ECBは特別な手段に関して協議しなかった ・ECBの責務内であることが重要 ・昨日の夕食会では特に懸念は見られなかった ・(理事会内での意見相違について)理事会に派閥や北部・南部の対立はない ・ECBのバランスシートは他の中銀のバランスシートが縮小するなかで拡大していく。これが最も重要なメッセージ ・ECBは本日具体的な手段について議論していない ・措置がインフレ期待に影響を与えると自信 ・購入可能額1兆ユーロでも額面通り捉えるべきでない |
14/10/15 | ・ECBは管理している統計データを統合するべき |
14/10/13 | ・インフレ押し上げのために残された金融政策の最後の手段だ ・規模拡大で具体的な目標はない |
14/10/10 | ・潜在成長率が低すぎて失業者を減少させることが出来ない ・ユーロ圏は至急、潜在成長率を押し上げる必要 ・ユーロ圏には構造改革が必要 ・ECBはインフレを過度な低水準から上昇させるだろう ・政策金利は低い水準で維持されるだろう ・必要とあれば、追加措置を導入することをECB全会一致で公約 ・ECBはクレジットフローの安定化の兆しを確認 ・インフレは2016年までに徐々に2%まで上昇 ・可能な国は財政出動を ・政策金利は長期間低い状態となるだろう ・欧州は循環的な問題だけでなく、構造的な問題にも直面している ・市場は2017年の利上げ開始を予想 ・経済見通しは依然として下方向 ・ユーロ圏の回復は再開すると期待するが、緩やかなペースだろう ・インフレ見通しは注視する必要がある |
14/9/25 | ・ECBは追加的な非伝統的手段を用いる用意がある ・ユーロ圏の市場は制裁の損失を埋め合わせることが可能 ・各国政府は改革で断固たる行動が必要 ・ユーロ圏の回復の勢いが失われているようだ ・ECBは物価安定の責務を真剣に遂行 ・ユーロは地政学リスクが意識されるなか安定を供給 ・通貨を切り下げなくても経済改革は可能 ・ECBは非伝統的手段へのコミットメントに関して全員一致 ・インフレ低下の度合いを強めたのは為替レートの上昇 |
14/9/12 | ・ECBは必要ならさらなる行動の用意がある ・新たなECBの措置はバランスシートにかなりの影響がある ・金融刺激策は構造政策なしに機能しない ・投資を促進する金融・財政政策が必要 ・インフレを押し上げるには投資の決定的な活発化必要 ・ECBバランスシート、2012年早期の水準に戻るべきだABS購入はTLTROを補完する ・必要なら一段の行動を取る準備がある ・ユーロ圏の回復は緩慢なペースが続くと予想 |
14/9/4 | ・ABS買い入れ実施を決定 ・カバードボンド購入も10月から実施する ・新たな措置はTLTROとともにバランスシートにかなりの影響を与える ・ECBは必要に応じた他の措置活用の決意で全会一致・非伝統的な措置の活用で委員会は全会一致 ・措置はインフレが2%に向けて上昇を支援へ ・回復は高失業で損なわれた・景気見通しは引き続き下方 ・委員会はインフレリスクを綿密に監視・ECBは2014年のインフレ見通しを引き下げ、2015年、2016年変わらず ・地政学的リスクや為替の物価に与える影響を綿密に監視 ・主要国間には金融政策サイクルにかなりの違いがある ・ECBは2014年GDP見通しを従来の1.0%から0.9%に、2015年GDP見通しを1.7%から1.6%に下方修正 ・ECBは2016年GDP見通しを従来の1.8%から1.9%に上方修正 ・ECBは2014年インフレ見通しを従来の0.7%から0.6%に下方修正 ・2015年インフレ見通しを1.1%、2016年インフレ見通しを1.4%で据え置き ・この日の決定は全会一致ではなかった ・量的緩和について話し合った ・一部の委員はさらなる措置に前向き ・金利の技術的な調整はもはや可能ではない ・ECBの金利は下限制約に達した ・この日決定の措置の主な目的は信用緩和 ・安定多数が本日発表したプログラムに賛成した ・すべての期間で、インフレ期待が低下 ・スタッフ予想は景気回復、為替、金融政策によりインフレが上昇することを見込む ・下向きのインフレトレンドは一時的 ・構造改革が財政、金融政策を支援・構造改革について真剣な討議が必要 ・低成長の一因は信頼の欠如 ・今回の利下げは、金利はこれ以上低下しないためTLTROへの参加を銀行は躊躇すべきではないとのシグナル ・金融政策だけでインフレ目標達成は困難 |
14/8/22 | ・政策スタンスをさらに調整する用意はできている ・金融政策と並行して財政政策がもっと大きな役割を担うことが可能になれば、全体的な政策スタンスにとって助かるだろう。その余地はあると確信する ・経済の両側面で行動が必要だ。つまり総需要の政策と並行して、国家の構造政策が求められる ・欧州の通貨統合が極めて重大であることを忘れてはならない |
14/8/7 | ・政策金利は長期にわたり現行水準に ・第2四半期は成長が緩やかになる兆しある ・政策は全会一致 ・ユーロ圏は緩やかな景気回復が続く ・インフレは段階的に2%に近づいていく |
14/7/10 | ・ユーロ圏の物価安定への脅威は本物 ・為替相場の動向も物価安定への脅威の一因 ・物価安定への脅威には複数の要因 ・ECB当局者は必要なら一段の行動を取ることで合意している ・ECBの政策は当面の間緩和的となる見通し |
14/6/5 | ・必要に応じ、ECBは迅速に追加的な金融緩和措置を講じていく。 ・ECB理事会はまた、低インフレが過度に長期化するリスクへの一段の対処で必要となれば、 責務の範囲内で非標準的な手段を講じていくとのコミットメントで全会一致している |
14/5/27 | ・ECBは欧州経済のために実現可能なすべてのことを行う |
14/5/26 | ・長期に渡って低インフレが継続することを放置することはない ・ネガティブなスパイラルには特に注意するべき ・低インフレは継続する見込みだが、徐々に2%に近づく見込み |
14/5/8 | ・低インフレの中での為替相場上昇は非常に懸念される問題 ・本日の協議は6月の政策理事会の前準備ととらえられる ・必要であれば6月の行動にやぶさかではない |
14/4/29 | ・デフレのシナリオは想定していない ・量的緩和は政策の一つではあるがまだ先の話 |
14/4/24 | ・ユーロの為替レートは政策にとってますます重要になっている ・長期間の低金利はインフレ上昇を促す ・ECBは必要ならばさらなる流動性の供給が可能である ・見通しが悪化すれば資産購入が必要になる可能性がある |
14/4/14 | ・一段のユーロ高ならさらなる金融緩和策が必要となるだろう ・低インフレは国際的にはエネルギー価格の低下が要因、ユーロ圏では為替レートも要因 ・ユーロ圏の景気は、これまでよりまだら模様ではなくなってきた ・内需が景気を下支え ・失業率が受け入れられない高さである状態は継続 ・景気回復には依然としてダウンサイドリスク |
14/4/11 | ・ユーロ圏の景気回復は続いている ・ユーロ圏の景気見通しには下方向のリスクがある ・ECBは為替レートの推移を注意深く監視している ・ECBは追加緩和政策を排除しない |
14/4/3 | ・緩やかな景気回復が予想通り進んでいる ・最近の情報は低インフレが長期化するとの予想に一致 ・基調的な物価上昇圧力は抑制されている ・必要な限り緩和的な金融スタンスを維持する |
14/4/1 | ・銀行システムに関するコメントは現段階では早すぎる |
14/3/26 | ・ECBは必要なら追加の手段を講じる用意がある ・ユーロ危機はまだ克服されていない ・フォワード・ガイダンスは投資を支援 ・短期の実質金利はマイナスになりつつある ・ECBは為替レートの進展を注視している |