ユーロ、ドル、円、それぞれの次の動きは何か!?
ユーロ不安が再燃している中ではあるものの、
緩やかにユーロにマネーが流入中!
当然、ドル/円は価格を下げ、
ロング勢最後の利食いのチャンスとなのか?
いつもメルマガのご購読、誠にありがとうございます。
こんばんは、あおのり先生です。
世間ではアイルランドが大変だ、ポルトガルが再び、、、ユーロも巻き添えだ!!
と言うように、不安が独り歩きしている状況だったのですが、
ユーロが徐々に値を戻し始めましたね。
アイルランドを取り巻く動きとしては、
・EU財務相理事会 → 支援に肯定的な要人発言多数
・イギリス政府 → ユーロ圏に関与しないという態度を一転、支援体制に。
アイルランドの不安感を後退させる援護射撃が多数見受けられ、
今回のソブリン問題に対して欧州各国の取るべき姿勢とゴールが
おおよそ明確になりつつあります。
テクニカル的なユーロ買い戻しのタイミングと、
アイルランド救済観測による心理状況の変化が相まって
日本時間17:30前後からの急速なユーロ買いの動きが確認できますね。
※今の相場の中心はユーロドルなのでチャートを見てみてください。
このユーロドルの動きは11月4日から始まったユーロ売り相場の中で、
【今までになかった上昇の動き】なのですが、
まずは今日のこの上昇がいかに重要かということに気づき、
適切に対応していかなければなりません。
もちろん、
ドル円やユーロ円をトレードする際も同様で、
今の相場はユーロドルが中心となって動いているので、
ドル円とユーロ円プレイヤーの方もいつも以上に警戒しなければいけない時です。
ドル円、ユーロ円、ユーロドルの適切な対応や今後の想定は、
会員様向け(http://www.fxao.net/1118.html)には、
来週の日曜日、状況によってはそれより早い段階でお伝えすることになると思います。
ユーロの今後の想定としては、
『このまま大幅に反発して上昇トレンド入り』、
という可能性は今のところそれ程高くはないと考えていますが、
『下降のスピードを弱めての緩やか下降トレンド継続』など、
いくつかのシナリオが想定できますので、適切に対処して、
利益を積み重ねていきましょう。
そのため、ドル/円のでロングポジションを持っていらっしゃる方は、
一部だけでも利益確定をさせた方が良いかもしれません。
特に、日曜日に会員様に買いエントリーポイントとして提示してある水準で
買っている方がいれば、すでに含み益がでている事と思います。
可能性は高くはないものの、
『ユーロドルの大幅な上昇』という最悪の事態が現実になってしまったとしたら、
ドルが売られやすい地合いになりつつあるだけに、
せっかくの利益を大きく失ってしまうことになります。
相場の環境が変化してきているだけに、柔軟に対応していきたいところです。
このように、相場と言うのは、刻一刻と変化して常に一定ではありません。
昨日の常識が本日の非常識になってしまいかねない、
環境変化の激しい厳しい世界です。
時には、私たちが考えもしなかったような動きをしてくるために、
動きを見失ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、私たちは動きを正確に捉え、動きに合わせた柔軟性をもった
トレードをしていかなければなりません。
変化が生じているのに、その変化に気づかないでトレードしていれば
どうなるでしょうか?
それは、的外れなトレーディングとなってしまい、
損失を拡大するだけにもなってしまいます。
相場で勝ち残っていくためには、精緻にマーケット分析をすることはもちろん、
臨機応変に相場の変化に対応していくことが求められます。
たとえば、今のようなユーロが一時的に買い圧力を強めていることを
察知できないようでは、ドルが弱く推移するという想定すらも持つこともできないでしょう。
であれば、次のステージで『ドルが弱いから、ドルを売ってみよう』
という動きも一歩遅れてしまうことになります。
このような状態では、マーケットの動きに柔軟に対応し、
利益を出していくことは難しいといえるでしょう。