円安が続く中、有効な戦略とお得な金融商品
円安が強い地合いが続いている。
ドル円、ユーロ円ともにもみ合ったあとに、
上値ブレイクしている。
短期的に見ると円がどこでも上昇しそうな感じを受けるが、
このまま円安波動を形成するだろうか?
そして、
円が仮に売られ続けるとすると、
どのような金融商品を持てばいいのか?
↓
http://aonorifx.com/a20121129.html
こんばんは、あおのり先生です。
いつもあおのり学校メルマガをご活用いただき
誠にありがとうございます。
あおのり学校ブログ等でも指摘しているとおり、
現在は長期下降ラインが存在しているため上値は重いと言っていましたが、
この上値を飛び抜け上昇している地合いです。
とはいえ、会員様には指摘したとおり、
ユーロ円においても24ヶ月MAが存在している箇所でもあり、
ここから上値は相当重いと判断しています。
ここから買う場合であっても、
押し目買いスタンスで挑んでいきたいところですが、
このような上昇の要因というのは、
やはり安倍自民総裁の『インフレ目標2%の実現』を
公約に掲げていることが大きいと言えます。
インフレにするということは、
すなわち公共事業や金融政策、国債発行を通じて、
市中に円を供給するということになりますが、
円が増えれば円の価値は需要と供給の関係から低下することになります。
アメリカも、すでにオバマ政権以降、
積極的なドル安政策でインフレを作り出しています。
アメリカは国債を発行したり金融政策や公共事業を行った結果、
対円に対して2007年の120円台から2012年には80円台まで大幅に下落しています。
リーマンショックだけと考えられる人もいるでしょうが、
アメリカはドル安政策をとっていることも大きいのです。
為替の価値が安くなった時には、
貧富の差がさらに拡大するという副作用もあります。
“持つものと持たざるもの”と言われるように、
土地やモノで持っている人はインフレでさらに豊かになりますが、
キャッシュだけで持っている人はお金の価値が減るために、
ますます貧しくなります。
アメリカなどでは貧富の差がとてつもなく開いており、
日本など比べ物にならないくらいの格差が開いています。
副作用が大きいとは言え、
日本にある1000兆円近い借金はお金の価値も減るし、
60歳以上の高齢者が個人金融資産の約43%を占めている中で、
お金を使う方向に持っていく流れを作ることもできます。
インフレを見越した購買も活発になりやすいでしょう。
もちろん、
輸入品の価格も円安の影響で上昇するし、
原発をなくす方向の今の状況ではさらに電気料金も上がるし、
私たちは苦しい生活を余儀なくされることになりますが、
チャンスも出てきます。
緩やかなインフレに抑えられれば、
会社は業績がアップし、給料も上がり、
雇用も増えます。
仮に来年以降、
安倍総裁が首相になり、『インフレ2%実現』に向けて動けば、
円安波動に入り、モノの価値が上がることになるでしょう。
そのときには、
持つものと持たざるものの差がますます開きますが、
日米欧はインフレ策をとっており、
通貨不信がより高まっているときは
リスク分散として“金”でお金を持っておいたほうが良いかもしれません。
楽天グループのドットコモディティでは、
毎月1000円から金を積み立てていくことができます。
※商品先物はFXと同じレバレッジを効かせることができますが、
1年間程度しか先物は持つことができません。
あくまでも、先物ではなく現物をお勧めします
毎月1000円単位から現物金を積み立てていける会社ですので、
余裕資金があり円だけで持つのではなく分散投資をすることで
円下落のリスクを軽減していきたい方は利用してみると
長期スパンで見ると良い結果になりやすいと現時点では判断しています。