投資は必要か?
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あおのり学校メルマガ2014年1月16日号
著者:あおのり先生
テーマ:チャート分析の心構え
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都内のオフィスにて。
為替を予想することって、難しくないですか?
上がると確信して買ってみたものの下がってみたり、
下がると確信して売ってみたものの上がってみたりと、
わけがわからなくなる時はありませんか?
わけがわからないと思われるその気持ち、
私にも良くわかります。
でも、そんなことに頭を悩ませないでください。
実際に、プロでも正確に予想できません。
肩書きが凄いストラテジスト、
為替の動きに正解などないことがわかります。
つまり、プロもアマと同じように
誰も未来の価格をドンピシャリで当てられないのです。
プロとアマとの間に、
為替の価格予想に違いがあるとすれば、
それはシナリオを複数作って、
そのシナリオに強弱をつけていることでしょうか。
『強弱をつけるって一体どういうこと?』と
思われた方もいいると思いますので、
簡単な経済の話を交えて解説します。
今の日本は積極的な金融政策と財政政策のダブルパンチで、
インフレを起こそうとしている局面にあります。
つまり、私たちが使えるお金を増やせるよう、
円を増やしているんですね。
政府は消費者物価指数の目標は2%を設定していますが、
去年末の日本の物価指数は+1.2%まで実は上昇しています。
アベノミクスを推進する安倍首相は、
珍しく外圧にも屈しない首相に見えるし、
自分がやると明言していることを貫く強い意志を持っていると、
彼を見ていて私はそのように思っています。
すべて、インフレにするか否かは、
安倍首相の一存にかかっていると言えますが、
彼はそれを本気でやる気になっていると私には見えます。
インフレと景気の相関関係を見るとよくわかりますが、
インフレになると景気も良くなってきます。
2006~
今はまさにその時を蘇らせるタイミングと言えるでしょう。
もちろん、様々な外部リスクもありますから、
その通りに行かない可能性もありますが、
私は上記シナリオのウエートを強くして、
今後の円安株高を予想しています。
インフレになって困る人たちの抵抗があるかもしれません。
お金をたくさん持っているご老人たちです。
老人にとっては、デフレが心地よい。
なぜなら、デフレはお金の価値が上がる中で、
モノの価値が下がるからです。
でも、老人を考えすぎた政治をしていても、
若手の生活は一向に改善しません。
日本の景気も上向きません。
インフレになれば、
たとえばトヨタの最終利益は
2012年4月~
2013年4月~9月の半年で1兆円を突破してきています。
これは、円安のためにトヨタ車が海外で安くなって、
ものすごい売れているためです。
ボロ儲けして得た利益で、国内に工場を作れば、
そこに雇用が生まれ、
雇用が生まれればそこで雇われた若者の収入は増えます。
ほど良いインフレは、経済に良いことは明らかですが、
私は今インフレに日本は行こうとしているし、
遅かれ早かれ行かざるを得ない時だと確信しています。
以上を踏まえて
どっちに賭けるといえば、インフレになる方です。
気をつけておきたいことは、
絶対にインフレになると思いこまないことです。
同様に、為替も絶対に上がるとか下がるとか、
そんなことをしている人は、いつまでも勝てません。
そもそも、絶対に上がると信じている人ほど、
そうならなかった時に大損失を受けています。
そのシナリオしか予想できなかったからです。
私たちは、常に複数のシナリオを描き、
そのシナリオの中で可能性の高い方にベットしていく必要がありま
私は、今年はインフレにベットして、
さらに儲かるチャンスを伺っていきます。
だから、私が仮にお金をたくさん持っていれば、
そのお金を外貨なりその他の投資に振り向けます。
もしインフレになれば私のお金はさらに増えていきます。
不労所得を得たときは、
額に汗して働いて手にした時とは違った喜びを得られます。
想像しただけでワクワクしませんか?
ただ、一点気をつけなければいけないことは、
いきなり自己資金の全てのお金を投資につぎ込むのではなく、
余裕資金でやることが精神安定上のポイントですね。