上昇トレンド転換したと見なすのは時期尚早
こんばんは、あおのり先生です。
外為市場は多くのトレーダーが予測もしなかったサプライズが起こりました!
サプライズとは、日銀が6年半という長期に渡り封印していた為替介入をついに実施してきたことです。
日銀は財務大臣の支持の下、外為市場で円を大量に売ってきたのです。
われわれトレーダーの間では、菅首相では為替介入はできないだろうと
思われていた矢先だけあって、市場の裏をついた絶妙なタイミングでの介入といえます。
この介入により円は大幅に売られ、ドル/円は本日だけで2円50銭以上の
大幅上昇となりました。
このように急激に相場が上がっている中で、損切りをいれずに売りで入っていた
個人投資家は含み益を拡大し、不安で不安でたまらないことでしょう。
あるいは、買いのチャンスを逃した投資家は、『あのときに買っていれば』と悔しがり、
買いで入っていた人は、どこまで上昇するのか、どこで利益確定をすればいいのか
悩んでいるいることと思います。
そこで、今回は今後の相場展開に関して、私のドル/円相場の見方を紹介します。
ドル/円チャートを使って動画解説していますので、まずは下記をご覧下さい。
【動画】 ドル円 日足チャート
http://www.youtube.com/watch?v=lrwRKrYaEsE&feature=player_embedded
動画解説の中で説明したように、レジスタンスラインやトレンドラインの存在する
85.50円~85.90円付近では大きな抵抗が想定されます。
この抵抗ラインを超えれば、横ばいから上昇の可能性が強まります。
逆に、このポイントで跳ね返されれば、引き続き下降トレンド継続か横ばいの動きを想定しています。
つまり、現時点では、下降トレンド脱出と見るのは時期尚早であると判断できるのです。
それは、下降トレンドラインを引くことで視覚的に判断できますからね。
85.50円~85.90円付近のポイントを超えるのかどうかに注目していきましょう。