ドルは売られ、買われるのは?

ドル円は為替介入前の年初来安値@82.87を割りこんできました。

介入はあるのか?ないのか?

 

こんにちは。

あおのり先生です。

 

さて、ご存じのように、

昨日からのドル売りの動きは止まらず、

一時的な防衛ラインと思われていた@83円を

すっと割ってきました。

現在も買い戻しの動きは出ていません。

 

 

82円台が防衛ライン』

 

 

と、仙谷官房長官がうっかり公言してしまったのは記憶に新しいですが、

その後、防衛ラインの存在を否定したり、週末にはG7を控えたりと、

『介入が入るかどうか?』に関しては推測の域を出ることはありません。

 

 

『ドル円の下降トレンドを否定する証拠は一切出ていない』

 

 

そんな状況では、介入を期待して逆張りで入るということはせずに、

淡々とショート中心にトレードを組み立てていくだけです。

事実に基づいた堅実な利益を積み重ねていきます。

 

 

今日の本題はここからなのですが、

皆さんは最近の商品市場の値動きは注目して見ていますか?

 

 

実は金価格を中心とした商品市況が大幅に上昇しています。

金は2か月で30%程の上昇

 

 

世界的な通貨切り下げ合戦、そして超緩和的措置で生まれた

過剰流動性が投機的に商品市場に向かっているからです。

 

 

じゃぶじゃぶに溢れた通貨が、金や銀などのモノにシフトしているのです。

 

 

当然資源国であるオーストラリアやランドはその資源バブルの

恩恵を受けて大幅上昇しています。

 

 

オーストラリアはボーキサイトや鉄鉱石、そしてランドは金や

ダイヤモンドの産地として有名です。

 

 

これらの価格が上昇しているため、それら資源を豊富に持つ

オーストラリアや南アフリカの通貨は思惑で非常に買われやすくなっています。

 

 

日米の金融緩和緩和的な動きが続く限りこの流れは止まらないのではないかと

見ています。

 

 

豪ドル円のチャートを見ても、今朝発表の豪雇用統計が

絶好調の内容だったため、大幅に上昇しています。

 

 

中期的に見て、面白い展開になってきたのかもしれません。

 

 

また、テクニカル的に豪ドル円は20日ほど続いたレンジを上にブレイクして

きています。

 

【画像】豪ドル円 4時間足チャート

http://fxao.net/chartimg/1007.jpg

 

 

さらに、このタイミングで政府の介入があれば、資源価格の上昇と重なって、

ドル円以上に豪ドル円が値を上げる展開を想定しています。

 

 

資源の動向に注目しつつ、拾えるタイミングがあれば豪ドル円を拾って

見るのも面白そうです。

 

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