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ドル反発の条件

テレビのニュースなどメディアでは、

円高が続き日本の雇用が奪われるといった論調をよく見かけます。

 

しかし、現実の金融マーケットで起こっていることは、

円だけではなく相対的にドルの価値が低下しているという事実です。

 

こんばんは、あおのり先生です。

 

昨日も、シンガポールがインフレ抑制を目的に、

ドルに対しての自国通貨の上昇加速を容認しています。

 

また、オージードルで歴史上最高値を更新したり、

カナダドルでは4月以来始めて米ドルに対してパリティーをつけました。

 

世界中の投資家は、高利回りの資源国や成長が期待できる

新興国の通貨買いを加速させています。

 

 

 

ドル安の背景には、米国の追加緩和観測、00.25%という低金利政策の長期化など

米国政府が意図的にドル安政策を推し進めている

といった思惑などが影響していそうです。

 

 

そして、

ドルのキャリートレードが本格的に加速しているようです。

 

 

キャリートレードとは、低金利で安く調達できる通貨などを売って、

より高い利回りのものに投資することを言いますが、

 

安く調達した米ドルを売って、高い利回り先に投資する

ドルキャリー取引による大相場が金融緩和観測により加速しているといった

ことが起こっている可能性は高いと思います。

 

そこで、ドルキャリーが加速している原因を考えてみたいと思います。

 

 

 

引き合いに出したいのが、

世界に先駆けて金融緩和、低金利政策を行なった日本です。

 

低金利政策、金融緩和措置を取っていた日本の円は売られ、

キャリー・トレードが大規模になされていた2006年から2007年にかけては

年間20兆円を超える規模で行われていました。

 

この間に対円で大きく上昇したのが、新興国やオージードルといった高金利通貨です。

 

日本の銀行にお金を預けていても金利がつかないため、

高金利通貨が買われた時代でした。

 

しかし、上昇相場と言うものは永遠に続くわけではありません。

 

 

 

2008年のリーマンショックで円が売られるトレンドが一変!

今度は35兆円の返済が起こり、円高の要因となりました。

 

金融市場が急速に「リスク回避」に向かう中でキャリー・トレードは縮小し、

その際にもっとも下落した通貨というのが、新興国やオージードルといった高金利通貨です。

 

 

 

では、行き過ぎたキャリーが終わるときとはどういったときかというと、

調達通貨の金利、今回の場合ならば米国の金利が反発するときです。

 

資金調達コストが上昇すればドルの返済が拡大するため、

我先にと米ドルの買い戻しが増えることになります。

 

 

アメリカの2年債、ならびに10年債の利回りは記録的な下がり過ぎの局面を迎えており、

アメリカの金利が反発上昇する可能性に注意すべきでしょう。

 

下げすぎたあとの反発はよく起こることで、

米国債利回りの動きもチェックしておきたいところです。

 

 

これらの金利が上昇したときはドルの買戻しが起こり、ドルは反発を起こします。 

反発に備えるためにも、反発のタイミングを国債利回りからも判断してみてください。

 

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