相場に身を任せること
ドル/円はリスク回避の動きから、強く反発!
このトレンドに乗って買うべきか?売るべきか?
こんばんは、あおのり先生です。
相場の方は、欧州のソブリン問題が蒸し返され、ユーロ売りに。
ユーロに向かっていた資金がドル投機マネーが還流してきました。
ユーロだけではなく、NYダウや金も値を下げ、リスク回避の動きから
ドルに買い戻しの動きが見られます。
ドル/円は、大幅に反発しており、11月に入ってからで見ると、
1日の中の動きで最も高いボラティリティーを記録しています。
このように、激しく上昇しているドル/円ではありますが、実は上昇を
抑えられているといった局面を迎えています。
というのも、82.00円付近のポイントでは、4時間足や日足チャートで過去の
動きを見てもらえればわかると思いますが、上昇を2回ほど抑えられている
レジスタンスが存在しているのです。
このレジスタンスラインは見逃せません!
なぜなら、今回のドル/円の82.00円の節目では、買い圧力にまさる
売り圧力が存在するポイントとなるからです。
結果として、価格は抑えられ、値は下げやすくなります。
こういう節目・節目を意識していくことによって、エントリーや利食いを柔軟に
行うことができるのです。
そのため、節目節目では、いつも以上に慎重になり、適切な行動が求められます。
では具体的に、どのような行動をとっていけばいいかというと、
たとえば、今ドル/円を買っているトレーダーならこの節目のポイントでは一部を
利食っていくというトレード戦略をとっていくこともできます。
今回の節目では、買い圧力に勝る売り圧力が存在していると考えられるので、
売りに押されないためにも一部を利食っておくことで、相場が反転しても
利益を出し損ねるという事がなくなるはずです。
仮にこの節目を抜けてくれば、売り圧力から買い圧力に転じたと判断
できるはずです。
特に、今回のドル/円の場合では、FOMCで金融緩和規模が終了し、
ドル売りのテーマが遠のきやすいだけに、ドルがいったん買い戻される
ことも十分考えられます。
このように、節目節目を意識していれば、マーケットで利益を
取りこぼすこともなくなるし、転換のタイミングを見逃すこともありません。
もし、このような節目を理解していなければ、マーケットから
手痛い制裁を受けることになるかもしれません。
たとえば、ドル/円が82.00円という節目のポイントを越えて上昇してきた場合、
節目のポイントを抜けたという事を意識することなく売りつづけていれば
どうなるでしょうか?
トレンドの流れに逆らっての行動になってしまいます。
そして、この節目節目に気づかないトレーダーというのは、大体にして
相場を予想している人が多いんです。
『アメリカは金融緩和をしたから、ドルは弱いはずだ。だから、ドルを売っていこう』
『ニュースではドルは売られすぎていると言っているから、ドル買いだ』
というように、勝手に相場を予想しています。
しかし、“相場の事は相場に聞け”という格言があります。
一生懸命動きを追っていれば、いずれ相場のトレンドをつかまえることができるため、
正しい方向を指し示してくれるという意味です。
予想していても、マーケットはあなたの予想通りには決して動いてはくれません。
素直に、相場に耳を傾けてください。