年末にかけて買いで入ろうか?売りで入ろうか?
ユーロ方面では格下げなどなど、
色々な材料が出てきてはいますが、
今日もマーケットはトレンドライン通りに値を刻んでいます。
こんばんは。
あおのり先生です。
既にご存知かもしれませんが、
格付け機関のムーディーズやフィッチがギリシャやポルトガルの格付けを
下げよう、格下げ方向に見直そうと動いています。
そんな話を聞くと『ユーロはもう終わりだ、一大事だ!』
と思われてしまうかもしれませんが、慌てる必要は全くありません。
こういった格付け機関の見通しの変更と言うのは、
ある程度事前に予想がつくもので、
最初に話題に上った時点でマーケットに大きな動きが無ければ、
織り込み済みと考えて良いものです。
ですので、ドルも、ユーロも、円も、ポンドも、豪ドルも、
一見すると不安定な値動きをしているように見えるかもしれませんが、
極めてトレンドラインに忠実に値を刻んでいます。
実は、すごく安定しているということです。
※今のドル、ユーロ、円、ポンド、豪ドルのチャートの動きが、とてもシンプルで
想定通りに見えるようになりたい方は一緒に学んでいきましょう!
例えば、一見すると無秩序に動き回っているように見えるドル円も、
84.40ラインを上値とする上昇の三角持ち合いのパターン通りに値を刻んでいますし、
ユーロ円も17日以降は簡単な下降トレンドが形成されているので、
ショート中心に入っていけば利益を簡単に上げやすい相場になっています。
ちなみに、ドル円に関してもっと詳しくお伝えすれば、
今夜から明日、明後日にかけてがとても重要な局面になってくる可能性があります。
今の@83.50近辺の水準は、まさに、上昇のトレンドラインとぶつかろうかという
ところで、三角持ち合いの想定通りここから“上げてくるのか?”
それとも、この重要なラインを“下に割れてくるのか?”という重要なポイントです。
年末にかけて“ロングを中心で入るべきか”“ショート中心で入るべきか”の
2択にある程度の見通しを立てることが出来るでしょうから、
注意深く見守っていかなければなりません。
ユーロ円も現状は解りやすい下降トレンドを刻んでいますが、
実は、まだまだ強い下降トレンドの条件を満たしているわけではないので、
盲目的にショート、ショートとポジションを重ねていって良いものでもないです。
こちらも年末にかけての動きを占ううえで重要なラインが109円台の半ばに
あるのですが、そこでチャートがどう動くか?がとても重要なポイントになります。
雇用統計、ソブリン格下げ、外国人投資家の売買、要人発言、、、、
追いかければきりがないのですが、
実は、
『全ての材料はチャートに織り込まれて一定の法則で値を刻んでいるだけ』
に過ぎません。つまりは、トレンドライン通りに売買すればよいだけです。
どんなことにも不安になる必要はありませんし、
ましてや値動きの理由が解らないと言うことは絶対になくなります。
為替市場の全ては原理原則に基づいて淡々と値を刻んでいるだけ、、
ということを体感してください。