円はなぜ買われているのか?
欧州でギリシャ、ポルトガルをはじめとした小国において、
借金の返済が疑問視されているのは、
日々のニュースでご存じのことだと思う。
これらの国々は、
ECBやIMFなどが支援することで国家破たんの状態をなんとか防げていますが、
そのような中でユーロ圏の経済規模第三位のイタリアまでもが、
借金返済を危惧されている。
一方、
アメリカも借金の枠を拡大させないと、
資金繰りに陥るということで国家破たんさえも囁かれ始めている。
しかし、
よくよく考えてみると、
日々メディアが流す日本の国家破たん説も根強く存在しています。
このような状況の中で、
結局買われているのは我が国日本の円ということなのですが、
これはいったいどういうわけでしょうか???
こんばんは、あおのり先生です。
いつもメルマガのご購読、誠にありがとうございます^^
日本はご存じのように、
企業が生み出した富の合計であるGDP(約500兆円)に対して、
国の借金が900兆円以上あるといわれています。
データが2009年とちょっと古めなのですが、
日本のGDPに占める債務残高が、
アメリカ・欧州・イギリス・オーストラリアなどと比べても、
桁違いに大きいことが下の表を見ていただければお分かりいただけることと思います。
◆図(債務残高GDP比率)
借金900兆円 ÷ GDP500兆円 =1.8
1.8 × 100% =180%
マスメディアが流すこのデータをを見て多くの方は、
『日本はもう終わりだ!』
『もう財政破綻しかない!』とおもっていることでしょう。
そういった方に質問です。
なぜ、そんな国の通貨が一番買われているのでしょうか?
本当に国家破たんする国は、
通貨など買われるはずがないはずです。
そういったデータというのは、
実は消費税を引き上げるための口実に使われている可能性もあり、
このデータからだけでは真実が見えてこない可能性があるのではないでしょうか?
じゃなければ、円高なんて起こらないはずです。
経済の動きを見るときは、
一つの視点だけで見ていても経済の本質などつかみようもなく、
一つのデータだけを信奉していては、
投資家として大きな判断ミスを犯す元となります。
もちろん、
いつかどこかのわりと早い段階で、
日本は財政的に借金を賄いきれなくなる時は来るでしょうが、
その状況は実はアメリカや欧州も同じだと、
GDPに占める各国の負債残高以外のデータを見ると、
私はそう見ています。
今週のPremiumでは、
日本のメディアが決して教えてくれない、
円高の真実をお伝えしたいと思います。
このデータを見ることで、
円高の理由をご理解し、
正しい投資戦略を描いていきたいという方は、
あおのり学校Premiumをご活用ください。
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