価格予想のコツ
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あおのり学校メルマガ2014年1月28日号
著者:あおのり先生
テーマ:金融マーケットの見方
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都内のオフィスにて。
今回は、価格の動きを精度高く予想する上で、
とても重要な話をします。
『価格の動きが全く読めない。。。』
と落ち込んでいる方は特に見るようにしてください。
その前に、質問です。
あなたはファンダメンタルズ分析と、
テクニカル分析のどちらの方が、
利益を上げやすいと考えますか?
証券会社に勤務するプロたちはどちらかといえば、
ファンダメンタルズ分析を重視しています。
実はこれ、パフォーマンスが悪いというデータがあります。
ファンダメンタルズ分析は割と長期の流れを読むのには適していますが、
価格はファンダメンタルズ分析通りに動いてくれない場合は多いです。
ファンダ分析ができると素人を煙に巻くことができます。
なんとなくすごいと思わせることができるじゃないですか。
勝てなければ、全然すごくないんですけどね。。。
一方、
チャート分析、これは素人が好きですよね。
シンプルなので。
ただ、チャートに一目均衡表やMACDなどを入れて、
分析している人は多いと思いますが、
そのような分析で現水準の価格の流れがわかるし、
過去の価格の動きがチャート上に描かれているので、
分析をするうえではテクニカル分析の方が利益を上げやすいです。
でも、これだけではなぜ価格がそのように動いているのか理解できない。。。
そこで、、、
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を合わせてみる、
これに勝る分析手法はないでしょう。
テクニカルVSファンダという喧々諤々とした論議などどうでもよくて、
この2つを合わせてみれば、
価格の流れが納得レベルで把握できるようになります。
納得しているから、チャート分析だけの場合よりも、
エントリー・利食い・損切りに対する自信が深まり、
チャンスも逃しにくくなるのが、
二刀流の見方となります。
それに、私が知る限りでは、
勝っている人はこのどちらも抑えて相場を張っている人は多いですから、
どちらもできた方がより良いですね。
その上で、為替のマーケットをもう少し広く見るとなお良いです。
例えば、先週末にドル/トルコリラが大暴落して、
その影響でドル円や日本株なども大幅下落しましたよね。
先週のドル/トルコリラを
あおのり学校情報室で見てみると、
http://aonorifx.com/info/fx/#vsd
先週金曜日に1ドル=2.33リラから
わずか一日で、、、
1ドル=2.38リラまでリラが
大暴落していることがわかります。
こういった新興国通貨の暴落がマーケットに不安視され、
先週末からマーケットが円買いに集中し、
株が売られたという流れがありました。
でも、今はリラが戻し、新興国不安も
とりあえずは落ち着きを取り戻してきたために、
円売りの流れに傾いていますね。
このようにすべてのマーケットを見ていれば、
今、なぜマーケットは急下落していて、
そして戻してきているのかという流れもわかるわけです。
だから、まずドル円とかだけを見るのではなく、
もっと幅広くマーケットを見ていきましょう。
そうすれば、今の価格がなぜ下落しているかもわかるし、
マーケットで別に焦ることもなくなるし、
自信を持った売買ができるようになります。
できれば、
あおのり学校情報室に載っているすべての情報を理解したうえで、
相場を張ると良いでしょうが、
ただ情報があり過ぎてパニックになってしまうかもしれませんね(-_-;)
であれば、
見るべきファンダ分析の重視すべき点、軽視すべき点
金融マーケットの重視すべき点、軽視すべき点、
に分けて見ると良く価格の流れが読めますよ。
そこを勝ち組プロはできていて、素人はできないという違いがあるなら、
そこを克服すれば、価格の動きが面白いほど読めるわけですね。
私たちは、資金量・情報量・技術力に秀でたプロとも、
お金の奪い合いをしています。
資金量はどうしても勝てないので、
情報力と技術力では太刀打ちできるようになりましょう。
せめてこの2つくらい伍していかないと、
鴨られるだけの悲しい存在としてマーケットを
漂い続けかねないだけの存在になるでしょう。