心配

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あおのり学校メルマガ2014年2月18日号
著者:あおのり先生
テーマ:チャート分析
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都内のオフィスにて。

為替取引で利益を上げるやり方は3つあります。

・儲かる通貨ペアを選定する

・儲かるタイミングを見極める

・通貨ペアの配分を考えポートフォリオを組む

今回は、利益を上げる3つの方法の中で、

読者の皆様が最も興味があると思われる

儲かるタイミングを掴む際の注意点について指摘します。

タイミングを見極める際に重要なことは、

どこまで下落するのかのリスクを明確に認識し、

エントリーする必要があるということです。

多くのトレーダーたちは、このリスクを認識せず、

ただ闇雲にマーケットに参戦している傾向があるように思います。

どこまで下落するのかのリスク想定もなく、

マーケットに入れば、

思惑がはずれた場合、

頭がまっしろになりパニックとなってしまいます。

プロは、このパニックとなったところを

つまりアマチュアたちが投げ売りしたポイントを

売買の急所のタイミングと心得ています。

つまり、プロと一般のアマとは正反対の売買をしているのです。

だから、アマはいつまでやってもマーケットから鴨にされ続け、

プロはマーケットからアマの利益をものにして資産を増やし続けています。

最悪のシナリオなく、トレードや投資をすることと同様に、

未来に対してのリスクを考えず生きることもこれからは危険です。

日本はすでに1000兆円の借金を返すために

財政的に余裕がなく、自分の身は自分で守れというスタンスを国民に取っています。

ペイオフで、1000万円までしか預金を保護しなくなったことも、

自分の身は自分で守れということの意思表示です。

精神的に自立していない人には、

生きづらい世の中になるのは確定しています。

さらに、ご存じのように日本は世界一の超高齢化社会を迎えています。

女性の平均寿命年齢は86歳、男性の平均は80歳。

経済活動に参加せずに社会に支えられる存在である彼らを、

20歳~65歳の現役世代で支えていかなければなりません。

1965年には9人の就労者に対して1人の老人を支えていた

2013年は2.4人で1人の老人を支えている

2050年は1.2人で1人の老人を支えなければならなくなる

このことは、我々人類が初めて体験することになる大変な試練です。

そうなると、財政難の日本は、

次の手を必ず打ってくることになるでしょう。

1年金受給資格年齢の引き上げ

2年金負担額の実質的な引き下げ

3現役世代の年金負担額の増加

今は不思議とこの問題をメディアもほとんど取り上げませんが、

そのうち当たり前のように報道されることになるでしょう。

つまり、現役世代の負担は、

一層増えていき、生活が年々圧迫されてくるということです。

給料が増えないのに、年金負担がさらに加速し、

使える収入は確実に減ってきます。

あなたは、このような現実的な未来のリスクを想定しましたか?

リスクを理解して、その行動を理解して動いていれば、

もし仮にそのような時代になっても、

受ける損失は限定的になります。

しかし、そのようなリスクを軽視していたり、

あるいは考えていない場合、

老後に困るのはあなただということです。

マーケットでタイミングを掴む場合であっても、

最悪のリスクさえもわからずに入ってたところで、

そのリスクが現実化した時に、

パニックになるのは想定がなかった人だけです。

ただ上昇するとか一方行のシナリオしか描けなければ、

早晩大きな損失を受けてしまうことになるはずです。

大損を出すというリスクがないからです。

今のドル円であれば、

101.30円付近での反発が予想されますが、

ここを下抜ければ99円台までの突入も予想がつきます。

重要なトレンドラインが存在しているからです。

そういったシナリオを描いてタイミングを掴んでいけば、

仮にそのようなことが現実的に起こってさらに値を下げても、

別にびっくりもなんともしないわけです。

あなたは、シナリオをもった売買ができていますか?

もし、シナリオがなければ、

そのことが実際に起こった時に、

頭がパニックになってしまうことになりやすいでしょう。

プロは、このパニックになり気が動転すること、

そういったことはほぼ皆無な状態で、

投資と向き合っています。

リスクを認識して、儲かるタイミングを掴んでいるからです。

パニックになれば、大暴落して不安になって、

一緒に売って大損失を出すことになりますが、

プロにとってはパニックで暴落したタイミングこそが、

絶好の好機とほくそ笑んでいるものです。

リスクを認識しながらタイミングを掴むことは、

トレーダー及び投資家として必須の洞察です。

常に、リスクを理解した運用を心掛けていきましょう。

 

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