鉄壁の防衛ライン

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あおのり学校メルマガ2014年7月2日号
著者:あおのり先生
テーマ:リスク管理
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こんにちは、あおのり先生です。

いつもメルマガ購読ありがとうございます。

 

今年2月からのマーケットの動きは、

動きもなくトレンド相場も続かず、

厳しいものがありますね。

どうやら、今のドル円相場というのは、

歴史上ないほどボラティリティが低い時期に入っているので、

利益を上げることが難しい時期に陥っていると言えます。

 

このように、今の時期はちょっと難しいので、

FXをしていると、よく大負けしたという声を聞きます。

でも、私は6月も結局プラスで終わりましたが、

唯一今年の2月のみは単月で負け越してしまいました。。。

 

もし、

私が2月に致命的な大損を出していたとすると、

その他の月の利益が仮に出ていたとしても、

トータルでは負け越していたことでしょう。

でも、仮に単月で負けていたとしても、

トータルで利益が出続けるのであれば、

そっちのやり方の方が遥かに良いのではないでしょうか?

 

利益が出せるプロと、負け続けるアマの最大の違いは、

いかに大きな損失を出さずに、

マーケットで生き残れるかにかかっています。

実は、このことが最も重要です。

プロは、致命的な大損失なんて受けません。

 

致命的な負けを避けるために、

私たちは損切りを徹底しなければいけません。

損切りができないということは、

マーケットに対峙している限り、

必ずいつか大きな損失を出すことに繋がります。

 

FXなんてやらなければ良かったと

後悔することになります。

そして、ほとんどの人が、

大損を出して後悔しているのが実情です。

 

だから、

今回の話は、心にしっかりと焼き付けて下さい。

これさえできていれば、

あなたはマーケットに対峙していても、

大きな損失を出すことも無くなるし、

大負けしたことを悔やむこともなくなります。

 

損切りを徹底するためには、

エントリーをする前から、

マーケットに参戦する前から、

損切りポイントを決めておくことです。

 

マーケットに入ってから、

損切りをどこに入れるかを決めていては、

遅すぎます。

 

エントリー前から損切りポイントが明らかであれば、

そのポイントまで来れば

損切りを入れることの躊躇いを減らすことができます。

エントリー前に、

どこで損切りをするのかという戦術が明らかでなければ、

損切りを先延ばししたいという人間の本能が

働くことになります。

 

損切りすべきポイントは、

「エントリー根拠が否定されるポイント」です。

例えば、サポートラインを根拠として、

ロングエントリーを入れたとすると、

サポートラインを割れた時点で

損切りをしなければいけません。

 

チャート上に現れるサポートラインは、

「価格を跳ね返す力が働くポイント」となります。

買い圧力が強まるポイントを根拠に

エントリーしているのだから、

その根拠が否定されれば、

損切りを潔くいれなければなりません。

 

始めに損切りポイントをわかってマーケットに参戦する人と、

何もわからずに参戦する人とでは、

成績に大きな違いが表れてきます。

 

前者は、

損切りの実行を少なからず躊躇するにせよ、

損切りポイントまで来れば損切りを実行する確率を高めます。

 

後者は、

損切りをどこでいれるかも決めないで

マーケットに参戦しているのですから、

価格が思惑に反して動いてきた時に、

狼狽して損切りを入れることを躊躇います。

損切りを先延ばしにした結果として、

大きな損失を出すことに繋がり、

FXなんてやらなければ良かったと後悔する確率を高めます。

 

マーケットに対峙している以上、

私たちは事前にどこで損切りを入れるのかを

明らかにしておかなければなりません。

損切りポイントは「エントリー根拠が否定されるポイント」です。

マーケットに入った根拠が否定されれば、

負けを認めて損切りを実行するようにしましょう。

これができるだけで、

大きな損失を出すということ自体がなくなります。

 

トレンド相場の損切りポイントは2つあります。

1つ目として、

上昇トレンド相場が出現している時には、

このトレンドラインの外側に損切りポイントを入れることができます。

 

トレンドラインを根拠にエントリーしているのだから、

このエントリー根拠が否定されるのは、

価格がトレンドラインを下回った時となります。

 

トレンドラインを根拠にエントリーをしているのですから、

ラインを下回れば、損切りを入れなければいけません。

ただし、トレンドラインの外側に損切りを設定した場合、

いわゆる“騙し”に悩まされるかもしれません。

 

非常に緩やかに価格がライン付近まで落ちてきた場合は良いですが、

価格が大きく下落してライン付近まで下げてきた時は、

ショート勢の勢いに押されて、

この騙しは出現しやすくなります。

 

したがって、

私がトレンドラインを根拠にロングを入れた場合でも、

緩やかな下落をしている場合は、

このラインの外側に損切りポイントを設定しますが、

ある程度強い下落がある時は、

他の場所に損切りポイントを置きます。

 

この方法は、

損切りにあまり会わなくなる方法となり、

より鉄壁の損切り防衛ラインを敷きたい方にはお勧めです。

私は、こちらの鉄壁の防衛を敷くケースが多いのですが、

大損失を避けるトレードや投資をしていきたい方は、

ぜひ参考にすることをお勧めします。

 

ほとんどのアマチュアが損切をいれることができないのは、

損切りポイントがわからないからで、

その結果、とてつもない大損を出す人は実に多いです。

あなたが今後の投資人生で一切大損をしないための

手法をお届けすることになります。

マーケットで生き残り続けたい、

利益を上げていきたい、

大損を出したくないと望まれる方は、

必ず見るようにして下さい。

 

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