単純な作業の繰り返し
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あおのり学校メルマガ2014年7月8日号
著者:あおのり先生
テーマ:チャート分析
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こんにちは、あおのり先生です。
いつもメルマガ購読ありがとうございます。
マーケットに対峙するということは、
すごく地味なことです。
外為マーケットと毎日対峙し続けて思うことは、
ただ淡々と同じことを繰り返す作業に過ぎないのです。
数多くある通貨ペアの中でチャンスを見つければ、
その通貨ペアを主軸に売買をしていきます。
儲けが薄い、勝てそうにない通貨ペアでは勝負をしません。
欲を前面に押し出して、
一発逆転の勝利を夢見ることもしません。
つまり、
売買する上でのルールも完成しており、
相場に対しての迷いもなく、
コツコツ利益を上げ続けていく境地に入ります。
一方、
毎月負けが続いている人は、
そもそもとして、ルールも確立されておらず、
ノリでマーケットに対峙しているように見えます。
また、
すぐにでもお金を増やしたいと、
焦っている人に負けている人は多くいます。
また、今はいらないとチャンスを逃すと焦り、
無駄に損失を増やす人は多いものです。
例えば、
先週は、米雇用統計が想像以上に良い結果で、
ドル円は102.20円まで上昇しました。
勝てない人はこういうのを追いかけていきます。
その結果として、
現在のドル円は、
101.60円台下落しておりますが、
攻めるべきところを間違えれば、
高値を掴まされます。
なぜ、今は追いかけなくても良いのかといえば、
理由は他にもありますが、一例を出すと、
ドル円の4時間足チャートに、
75日移動平均線を表示することで、
その答えが出ています。
4Hチャートに75MAを表示して見ると、
価格と移動平均線は交互に絡み合いながら推移しています。
こういう時というのは、
中期的な値動きとして、
方向感に乏しい展開であることを物語っているのです。
仮に、
上昇トレンド相場であれば、
価格は75MAの上に位置しているはずで、
そして75MAも上向き方向を示していることになります。
こういう時なら、追いかけるのも良いかもしれませんが、
今は追いかけても上値が重くなるのは目に見えていました。
このように移動平均線を使って、
その上でトレンドラインなどのライン分析をして、
あるいは様々な時間軸のチャートを見ていれば、
チャートの動きはほぼ完ぺきに読み取れます。
一度慣れてしまえば、実に簡単です。
事実、私は101.50円付近にあるトレンドラインを、
売買すべきポイントと考え、
下落を待ち構えていました。
高値から下げたところでドル円を再び仕込んでいますが
ドル円は案の定、この付近から反発を試しています。
もちろん、再度この水準を下回ったところで、
すでに拾っていくべきポイントも、
今の時点からすでに明らかで、
買っていくべきシナリオも用意されている状態にあります。
お金を毎月減らしている方は、
それはルールが良くありません。
仮に、マーケットに対峙していたとしても、
どんどんお金を失うことを繰り返すだけになりそうです。
ただ単純に、ライン分析とテクニカル指標、
そしてチャートを複数の時間軸から見ていけば、
迷いというのはだいぶ減ってくると思いますよ。
マーケットからお金を搾り取られることを繰り返すくらいなら、
そうならないための方法を、まずは会得下さい。