本日為替予想|ウクライナ政局不安 | FXの学校なら「あおのり学校ブログ」

こんにちは、あおのり先生です。

いつもあおのり学校へご来校いただき、誠にありがとうございます。

今日の外為マーケットは、

基本的には昨日と同じように値動きはありませんが、

ユーロ円、ユーロドルの値が大きく下げました。

これは、ウクライナでロシア寄りの現職大統領が罷免され、

欧米よりの大統領が選ばれる可能性が出てきたためです。

欧米よりの大統領が選ばれた2009年に、

ウクライナはロシアから輸入している天然ガスを3週間止められ、

経済的に大きなダメージを受けました。

そして、今回もそのリスクが高まっているために、

ウクライナの通貨は対ドルで過去最安値を更新しました。

ウクライナを離反させまいとするプーチン大統領は、

世界の政治家の中でも最も影響力大きく、

個人的には織田信長級の逸材だと思っていますが、

彼はウクライナ離反を許さないスタンスです。

そうなるともし仮に欧米よりの政権がウクライナにできると、

ウクライナのエネルギー供給が止まる可能性高く、

そういう欧州の不安材料からユーロ不安が高まったというわけです。

多少この問題は目先的にマーケットの足を引っ張るかもしれませんね。

それ以外では(米)1月新築住宅販売件数あたりが注目でしたが、

予想を超えたことからドル高に多少寄与するものの、

この材料だけではそこまで強い上昇はありませんでした。

その他の、昨日の詳細なイベントは以下をご参照ください。

NYダウ平均	米１０年国債利回り	ＷＴＩ原油先物
16198.41ドル（+18.75ドル）	2.6640％（-0.0380％）	102.59ドル（+0.76ドル）
リスク商品のＮＹダウ、ＷＴＩ原油先物は共に値を上げました！為替マーケットの参加者はリスクを取ることにやや積極的となってきています。また、米１０年国債利回りは下落しています。つまり、安全商品の国債が買われていることがわかります。米１０年国債利回りの動きからも、リスクをとることにやや消極的となっていることがわかります。リスクに対して積極的でも消極的でもない展開となっており、方向感に乏しい相場展開が予想されます。 → さらに詳しい経済指標情報ならあおのり学校情報室へ

昨日の注目イベント		注目度	前回発表値	市場予想
16:00	(独)3月GFK消費者信頼感調査		8.2	8.2	8.5
18:30	(英)第4四半期GDP・改訂値[前期比]		+0.7%	+0.7%	+0.7%
18:30	(英)第4四半期GDP・改訂値[前年比]		+2.8%	+2.8%	+2.7%
22:00	(ユーロ圏)メルシェ・ ECB専務理事、講演		—	—	—
24:00	(米)1月新築住宅販売件数	○	+41.4万件	+40.0万件	+46.8万件
24:00	(米)1月新築住宅販売件数[前月比]	○	-7.0%	-3.4%	+9.6%
26:00	(米)ローゼングレン・ボストン連銀総裁、講演		—	—	—
経済指標発表時間前後は為替の動きが激しくなるのでこの時間帯にFXをする生徒さんは細心の注意を払ってください！ →　さらに詳しい経済指標情報ならあおのり学校情報室へ

では、今日はどのような展開となるか？

今日はアメリカの以下のイベントが注目となりますが、

(米)新規失業保険申請件数

(米)1月耐久財受注[前月比]

(米)イエレンFRB議長、上院議会証言

これだけでは、そこまで今日も動かないのではないかと、

そのように見ていますが、

ただ多少値動きが出ると思うので、

一応チェックしておく程度で良いでしょう。

“本日の注目イベント”の詳細は下記をご参照ください。

本日の注目イベント		注目度	前回発表値	市場予想
17:55	(独)2月失業者数		-2.8万人	-1.0万人	-1.4万人
17:55	(独)2月失業者		6.8%	6.8%	6.8%
22:00	(独)2月消費者物価指数・速報[前月比]		-0.6%	+0.6%	+0.5%
22:00	(独)2月消費者物価指数・速報[前年比]		+1.3%	+1.3%	+1.2%
22:30	(米)新規失業保険申請件数	◎	33.6万件	33.5万件	34.8万件
22:30	(米)1月耐久財受注[前月比]	○	-4.2%	-1.7%	-1.0%
22:30	(米)1月耐久財受注[前月比:除輸送用機器]	○	-1.3%	-0.3%	+1.1%
24:00	(米)イエレンFRB議長、上院議会証言	◎	—	—	—
27:30	(ユーロ圏)ドラギECB総裁、講演	○	—	—	—
経済指標発表時間前後は為替の動きが激しくなるのでこの時間帯にFXをする生徒さんは細心の注意を払ってください！ →　さらに詳しい経済指標情報ならあおのり学校情報室へ

私の相場観をお伝えしたところで、

次はチャート分析をメインに相場を見ていきます。

まずはいつものようにドル円１時間足チャートから。

下のチャートは、昨日のドル円１Hチャートです。

（1時間足チャート期間：1月30日～2月26日）

※上記チャートは、世界中のプロやアマの間で最も利用されている世界最強のチャートと言われるMT4チャートです。私自身も利用していますが、これほど使いやすいチャートにお目にかかったことがありません。

→MT4の使い方やMT4を使えるFX業者の詳細はこちら

ドル円のチャート全体の動きを見ると、

上昇三角形型の持合い相場を形成しており、

トレンドが発生していない展開になっています。

つまり、高値近辺では売り勢力が強まり売りに押されるものの、

安値近辺では買い勢力も強く安値を切り上げていると、

そういったときに現れるチャートパターンです。

上か下か、どっちに三角持合いが抜けるかが注目ポイントですが、

あおのり学校ではたぶん上に行くかなと見ています。

このような展開の中で昨日は、以下のとおり指摘していました。

まあ、ここはいつも通り焦らずに、

引き続き、101.90円付近に存在するライン（プレミアムを参照）を根拠に、

再度ロング戦略で挑もうと思います。

結果がどうなったのかを、今日のドル円１Hチャートで動きを確認していきましょう。

（1時間足チャート期間：1月31日～2月27日）

※ここで表示しているドル円MT4チャートは、プレミアム会員様にお渡ししているドル円チャートと比べ、表示しているトレンドライン等のライン表示をかなり抑えています。

ライントレーダーのラインはもう少し複雑であり、複雑だからこそ『エントリーポイント』『利食いポイント』『損切りポイント』がより明確化されます。より正確なトレンドラインを知ることで、①価格の動きを精緻に予測しやすくなり、②売買ポイントがより明確になることで利益が上がりやすくなることでしょう。

→ ライントレードのすべてを知りたい方はプレミアムをご覧下さい

上昇三角形型の持合い相場が続いていますが、

昨日のドル円は102.10円まで下落した後に、

再度反発している展開となっていることがわかります。

プレミアムで引いてある上から二番目の上昇チャネルラインで

ピンポイントで今回も反発していることがわかります。

これで、6連勝です。

今回はプレミアムの上から3番目のライン付近でロングを狙おうと思いますが、

102.00円付近に存在するライン（プレミアムを参照）を根拠に、

再度ロング戦略で挑もうと思います。

ただし、

さらに下落するリスクもあるわけですから、

ストップロスオーダーを万全にして事前にいくらの損を出すかを理解した上で、

エントリーしていくようにしましょう。

ドル円を含むクロス円、ユーロドルに関する詳細な売買戦略は、

下記をご参照下さい。

通貨ペア	売買戦略	トレード戦術	有効なテクニカル（60分）
ドル円	買	メルマガで説明する102.00円付近まで値を下げれば、このあたりで買いエントリーを検討していきます。ラインの下にはストップ・ロス・オーダーを設定です。	横ばい
ユーロ円	買	メルマガ会員様にはあおのり学校が考える売買ポイントを提示予定	売りサイン
ポンド円	買&売	メルマガ会員様にはあおのり学校が考える売買ポイントを提示予定	売りサイン
ユーロドル	買	プレミアム会員様にはあおのり学校が考える売買ポイントを提示予定	買いサイン
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